「八国山緑地」の版間の差分

[[狭山丘陵]]の東端に位置し、北側を[[埼玉県]][[所沢市]]に接する東西に細長い緑地。東西約1.5km、南北約300mほどにわたって広がる。南側には[[西武西武園線]]が通っている。園内には標高89.4mの'''八国山'''がある(頂上地点というものは存在しない)。この八国山は、かつて、[[上野国|上野]]・[[下野国|下野]]・[[常陸国|常陸]]・[[安房国|安房]]・[[相模国|相模]]・[[駿河国|駿河]]・[[信濃国|信濃]]・[[甲斐国|甲斐]]の8つの国を望むことができたことに由来する（現在は樹林に囲まれて展望はない）。八国山は[[新田義貞]]が「[[久米川の戦い]]」の際に陣を張ったとされる場所であり、尾根の東部にある塚には「将軍塚」と書かれた石碑が建てられている。この塚は、古代の[[古墳]]、もしくは[[富士塚]]といわれている。都県境を挟み東京都側は緑地であるが、埼玉県側は住宅地となっている。