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[[ファイル:Aichi Tokoname24n4272.jpg|230x230px|thumb|伝統的燃料を使用する窯 ([[愛知県]][[常滑市]])]]
 
'''窯業'''(ようぎょう)は、[[粘土]]、[[ケイ砂]]、[[石灰岩]]などから[[陶磁器]]、[[瓦]]、[[ガラス]]、[[セメント]]など、[[非金属]]原料を高熱処理して作るものを製造する[[工業]]。[[窯]](かま)を使用するため、'''窯業'''と呼ばれる。窯の燃料は、伝統的には[[薪]][[炭]]、[[石炭]]であったが、近年では[[石油]]を使用するボイラーや[[電気]]窯が普及している。
 
 
古代では[[草葺]][[茅葺]]であった家屋の[[屋根]]がほとんどであったが、中世からは貴族、武士、僧侶の一部で、[[粘土瓦]]を使用した屋根が普及し始めた。[[磁器]]や[[クリスタルガラス]]の生産が可能になると、調度品として高く評価され、美術品としての価値を生むようにもなった。[[陶工]]、[[陶芸家]]という職業も社会的地位を確立した。ただし、現在の[[開発途上国]]の小規模な伝統的窯業にあっては、[[陶器]]などの調度品、食器とならんで、建築のための[[瓦]]の生産量が多い。
 
近年では、'''[[窯業系サイディング材]]'''と呼ばれる[[建築材料]]が普及しつつあり、工期の速さや優れた[[意匠]]性などの特長、[[大工]]・[[左官]]職人の不足や施工品質の安定性を求める市場環境から、戸建て住宅の外壁シェアの約7割を占めるまでに市場が拡大している。