「FPU (放送)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
MerlIwBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: fr:Faisceau hertzien
編集の要約なし
18行目:
 
== 伝送方式 ==
伝送方式に当初より用いられてきた[[アナログ]]方式([[周波数変調|FM]]方式)と、1990年代後半から導入され始めた[[デジタル]]方式とがある。後者はシングルキャリア、すなわち搬送波を一つだけ用いる[[デジタル変調|QAM]]方式と非常に多数の搬送波を高密度に配置するマルチキャリアの[[デジタル変調|OFDM]]方式とがある。
 
日本ではUHFおよび[[センチメートル波|SHF]]に以下の[[電波の周波数による分類|周波数]]の割当がある。
伝送方式に当初より用いられてきた[[アナログ]]方式([[周波数変調|FM]]方式)と、1990年代後半から導入され始めた[[デジタル]]方式とがある。後者はシングルキャリア、すなわち搬送波を一つだけ用いる[[デジタル変調|QAM]]方式と非常に多数の搬送波を高密度に配置するマルチキャリアの[[デジタル変調|OFDM]]方式とがある。
 
日本ではUHFおよびSHFで以下の周波数の割当がある。
*[[800MHz帯]]:770MHz~806MHz
*Bバンド:5850MHz~5925MHz:5,850MHz~5,925MHz
*Cバンド:6425MHz~6570MHz:6,425MHz~6,570MHz
*Dバンド:6870MHz~7125MHz:6,870MHz~7,125MHz
*Eバンド:10,250MHz~10,450MHz
*Fバンド:10,550MHz~10,680MHz
*Gバンド:12,950MHz~13,250MHz
 
ただし電波割り当ての再編800MHz帯いて、[[携帯電話]]の周波数を世界標準に合わせ、海外携帯電話メーカーの日本参入を促進しつつ日本企業の国際競争力強化も進めるため、800MHz帯2012年(平成24年)4月、[[総務省]]FPUに代わって[[告示]][[周波数割当計画]]を改正し、電気通信業務(携帯電話事業)に割り当てられる可能性がある放送業務での使用は2019年(平成31年)3月31日まで<ref>{{PDFlink|[http://www.j-casttele.soumu.go.comjp/2010resource/04search/17064515share/pdf/co240417.htmlpdf 新旧対照表]}} 携帯電波割り当て「世界標準に」 総務相発言で今後起きる革命] J-CASTニュース、2010/ 所管法令等新規制定・改正 - 平成24年4/17 18:00日告示第172号</ref>とした
 
== 特徴 ==
 
通信衛星を利用していたる場所からでも中継ができる[[SNG (放送)|SNG]]とは異なり、FPUは地上波による伝送であり、送受見通し範囲内、かつ電波が安定して届く条件がなければならないため、運用が限られる。FPUでの伝送しかできない放送局の中には、中継車を2台用意し、中継車から電波をもう一台の中継車に送信し、さらに最寄りの中継所へ送信するリレー方式を取っている。しかし、回線数の少ないSNGにある回線使用上の制約(回線使用時間の制限、回線使用によるコスト発生等)はなく、設営・運用が簡単、また電波の届く範囲での運用しかできない欠点と、高い周波数波の直進性を逆利用、すなわち相互干渉が起こらないように地形条件等を利用することにより、同一周波数での同時運用も可能なことから、複数箇所からの中継、スポーツ中継(マラソン・駅伝中継)等で威力を発揮する。
 
== 関連項目 ==
43 ⟶ 38行目:
 
== 外部リンク ==
FPU製造メーカー
* [http://www.ikegami.co.jp/ 池上通信機]
* [http://www.hitachi-kokusai.co.jp/ 日立国際電気]
* [http://www.nec.co.jp/ 日本電気]
 
[[Category:放送局の設備|FPU]]
[[Category:中継車|*FPU]]
 
[[bg:Радиорелейни линии]]