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[[ファイル:Prickly pear bud.jpg|200px|thumb|left|オプンティアの若い茎節]]
 
茎節が若い頃は軟らかい薄緑色の鱗片状のものがついており、これはこの茎から出た葉である。サボテン科で最も特殊化の進んだ[[ハシラサボテン]]類と異なり、こうした棘になりきっていない葉があることから、ウチワサボテン類が[[コノハサボテン]]類に次いで原始的な形質を持ったサボテン科植物であることがわかる。成長するにつれてこの葉が落ちると、その脱落箇所から茶色や白色などのとげが無数に現れる。この刺が密生した部分が刺座で、最初に脱落した葉の腋芽から発達した短枝に相当。刺座に密生した刺は短枝から出た葉が変形したものである。このとげは芒刺(ぼうし; {{lang-en-short|glochid}})と呼ばれ、細かいが顕微鏡的な逆刺が密生している上に、指などに刺さると容易に枝から抜け落ちずて取り出しにくいため、大変厄介である。芒刺が抜けても刺座の成長点からは新しい芒刺が次々に作られる。
 
6月頃、茎の縁の刺座に花芽をつけ、花を咲かせる。紫色の果実をつけ、[[メキシコ]]や[[タイ王国|タイ]]、[[イスラエル]]などでは主に ''O. ficus-indica'' が重要な果樹として扱われる。