「外貨預金」の版間の差分

 

== 日本での経緯 ==

[[1990年代]]後半、[[バブル崩壊]]により[[日本銀行]]の低金利政策や[[ゼロ金利政策]]、[[不良債権]]処理に追われた[[銀行]]の預金金利が低かったこと、国内の銀行の[[格付け]]が低下したこと、公的債務の増大による信用不安により、[[外国銀行]]の在日支店の広告が資産家向け情報誌に掲載されたことにより、注目を浴びることとなった。

 

 

近年は為替コスト・手数料などが外貨預金より安いという理由で[[外国為替証拠金取引|FX（外国為替証拠金取引）]]に押されつつある。ただしFXにおいては、[[2007年]]の[[サブプライムローン]]の影響による[[アメリカ合衆国ドル|米ドル]]暴落に伴い、[[信託銀行]]などに[[信託分別管理]]をしていないFX業者が破綻して証拠金が戻ってこないケースなどが散見される。それと比較すれば、外貨預金の場合は元本割れしても預金が戻ってくる可能性が高い（[[預金保険法]]の対象外である為に銀行が破綻した場合には預金が戻ってこないという多少のリスクはある）。しかしながら2010年4月より相対取引業者を含め、本邦の業者が運営するFXの信託保全が義務化されたため、この問題はほぼ解決したと思われる。