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三焦はリンパ管である
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'''三焦'''(さんしょう)とは、[[伝統中国医学]]における六腑の一つ。大腸・胃・小腸・胆・膀胱は実体が理解できる腑であるが、三焦は、働きだけがあってカタチがないと記されているが実体はリンパ管である{{要出典|date=2011年11月|title=根拠不明}}。
 
《中臓経曰》 三焦者。人之三元之気也。総領五臓六腑栄衛経絡内外左右上下之気。三焦通即内外左右上下皆通。其於周身灌體。和内調外栄左養右導上宣下莫大於此。
鳩尾([[みぞおち]])より上の胸部にある上焦(じょうしょう)、その下に続くへそあたりまでにある中焦(ちゅうしょう)、へそから下の下腹部にある下焦(かしょう)からなる。焦とは、躯幹の胸椎第一から仙骨第五までを二十一に輪切りにして個々を焦という単位を用い一焦から二十一焦までを数えた。躯幹を三等分し、上焦は呼吸や循環に関わる機能、中焦は食物の消化吸収作用、下焦は排泄に係わる。上、中、下焦は人の生理機能を部位別に分けるための表現であり、それら部位別の機能の説明は各種存在する。あわせて三焦という概念のものではない。古典の文献には上、中、下焦あわせてという説明はない。後世の医人の単純な思い違いが伝わったにすぎない。三焦の腑を理解するためにはこれをふまえて入る。
三焦は原気を擁しその原気は五臓六腑(裏)栄衛(半表半裏)経絡(表)のみならず全身すべてに行きわたる。三焦は全身に通じており原気は巡ってすべてを管理統括する。
なお、古くは「焦」の代わりに「にくづき」のついた「膲」が用いられることもあり、この字が肌肉(きにく)の紋理(きめ、あや)を表す
《難経八難》諸十二経脈者、皆係於生気之原、謂十二経之根本也、謂腎間之動気也。此五臓六腑之本、十二経脈之根、呼吸之門。三焦之原、一名守邪之神、故気者人之根本也。
三焦の原は免疫抗体作用と食作用を言ったもので別名守邪の神といわれていた
十二経脈は生気の原に係わっており十二経脈の根本をなす。腎間の動気とも云う。生気の原は五臓六腑の本、十二経脈の根、呼吸の門である。これは三焦の原で人の生命活動の根本である。
鍼灸の臨床上では、脈診などで三焦に異常があると認めたときには、[[手の少陽三焦経|三焦経]]や三焦に関わる[[五行穴]]、三焦経の募穴である[[石門穴]]、[[兪穴]]の[[三焦兪穴]]などに施術するので、決して幽霊ではない。
五臓六腑の本とは深リンパ系を、十二経脈の根は浅リンパ系を、呼吸の門はリンパ咽頭輪を云う。
《霊枢 本輸編》腎合膀胱。膀胱者、津液之腑也。少陽属腎、腎上連肺、故将両臓。三焦者、中瀆之腑也、水道出焉、属膀胱、是孤之腑也。
腎は膀胱と表裏をなす。腎の力によって水穀より生じた過分な水分(津液)は膀胱に滲み入り貯えられ体外に排出される。三焦はクダの腑で腎(腰リンパ本管)から上って肺(静脈)に連なる。
三焦も腎の力によって流れ行き組織液の調節に係わるよって腎と膀胱に属す。三焦は生命の元である原気を擁し特別の腑とされる。
五臓六腑の一腑としての三焦は静脈のバイパスとして組織液の運搬に係わる。(中瀆之腑)
三焦の原は免疫抗体作用と食作用を言ったもので別名守邪の神といわれていたなす
三焦は上、中、下焦に分布はするがそれらの生理とは何ら関係はない。
 
{{五臓六腑}}