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一般に老舗というと、古くからある店舗やその店舗を足掛かりとして業績を伸ばし[[法人]]化して企業になった所を指す。多くは豊富なノウハウと培われた[[信用]]、また人的資産にも拠り安定した顧客層を持つ。
 
定義の一つとしては、[[東京商工リサーチ]]によると創業30年以上事業を行っている企業となっている。[[情報技術|IT]]業界など比較的新しく企業の勃興が激しい業界や[[市場]]では、5年ないし10年程度で老舗扱いされることもある(例えば、[[インターネットサービスプロバイダ]]の[[インターネットイニシアティブ]](IIJ) (IIJ) など)。市場の黎明期に先駆的な開拓を行ったりあるいはその市場そのものを育ててきた企業というのも老舗と呼ばれるに相応しい存在となる。
 
老舗と呼ばれる企業では[[経営者]]が何代にも渡って交代しながら経営を続けていたり、着実な発展の元で[[世代]]を超えて存続している。個人経営の中小企業では世襲的に一族が受け継いでいる場合が多いが、企業規模が大きなところでは、多角化や市場ニーズに柔軟に対応する上で分割や合併を繰り返しながら幾度と無く経営者の交代する傾向も見られる。大企業に在っても[[代表取締役]](=[[社長]])は世襲で、縁故や人脈で形成された重役会が下部組織の統括を担っているなどの業態を取るケースも見られる。
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老舗は昔から伝統的に事業を展開するため信用性が高いとされるが、一方で経営が保守的になりがちとなりやすい傾向も見出せる。[[平成不況]]では、[[ニッチ市場]]など末端消費者のニーズに即した業態が急成長を見せる一方で老舗が時代の波に乗りきれずに[[倒産]](いわゆる''老舗倒産'')するケースも存在する。
 
日本には創業100年以上の企業が{{要出典範囲|10万、200年以上の企業が30003,000以上あるとされる。|date=2011年8月}}[[酒造]]・[[和菓子]]・[[製造業]]など伝統産業が多くを占める。
 
呉服店には[[江戸時代]]に創業した所も多いが、[[百貨店]]に変化していった老舗も多く、[[2000年代]]現在に生き残っている百貨店(特に高級店)では、電鉄系のデパートとしのぎを削っている。呉服屋を出自とする百貨店に関しては[[三越]](創業[[1673年]])が代表格である(→[[日本の百貨店]])。
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[[韓国]]などでは[[小売|小売店]]や[[飲食店]]、[[製造業]]といった小規模事業者の[[社会的地位]]が低く見られていたため、老舗という概念が尊ばれることが少ない。これは子孫に[[家業]]を継がせるよりも自分達の代で稼げるだけ稼ぎ、子供達は大学から大手企業へと就職させ、自分の代で家業を閉めるか他人に譲ることが良いと考えられる風潮からきたものである。
 
'''創業200200年以上'''
* 日本・・・・・・3146:3146
* ドイツ・・・・・837:837
* オランダ・・・222:222社、
* フランス・・・196:196
 
== 関連項目 ==