「エレシュキガル」の版間の差分

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神話においては大地の甘い水の下に位置する、乾燥した塵だらけの土地「帰還する事のない土地(クル・ヌ・ギ・ア)」を支配する「死の女主人」。
 
[[アヌ]]の娘であるにもかかわらず疎外されており、地上の人間や神すらも冥界に引きずり込もうと機会をうかがっていた。また、見つめた者に死をもたらす両目と底無しの性欲を持つといわれている。
 
「天の女主人」である[[イナンナ]]とは姉妹であるが、光を司るイナンナに対し、エレシュキガルは闇を司っている。そして二人は敵同士でもある。
 
[[バビロニア神話]]では[[ネルガル]]の妻とされる。ある時、自分の使者[[ナムタル]]に不遜な態度を取ったネルガルに腹を立てた彼女は、彼を冥界へ呼びつけた。エレシュキガルはネルガルを殺す目的(彼を冥界から出られなくする目的とする説も)でパンやビールを振る舞うが、ネルガルは口を付けなかった。しかし、エレシュキガルが沐浴のために自分の体を少し見せるとネルガルは誘惑に負け、二人は結ばれた。しかし、エレシュキガルと6日6晩にわたって交わったネルガルは音を上げ、彼女の怒りを解いてから天界へと帰ってしまう。ネルガルに惚れたエレシュキガルが悲嘆に暮れるのを見た彼はその健気さに打たれてナムタルから冥界に行く際の注意事項を守って冥界に戻り(エレシュキガルが天界の神々を脅してネルガルを連れ戻したとする説も)、エレシュキガルを押し倒してその伴侶となり、彼女から冥界の支配権を得てその王となった。
 
== 参考文献 ==