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'''カニカニ銀'''(かにかにぎん)は[[将棋]]の[[将棋の戦法一覧|戦法]]のひとつ。
▲'''カニカニ銀'''(かにかにぎん)は[[将棋]]の[[将棋の戦法一覧|戦法]]のひとつ。[[中飛車]]の形であるが、振り飛車ではなく急戦矢倉に分類されることが多い。
== 概要 ==
後手が中央からの猛攻を警戒して、5筋の歩を受けずに争点を作らせないようにしてきた場合、▲3六歩~▲3五歩と斜め棒銀調に使い、角は▲7九角と引き角にする。一般的な棒銀とは違い、銀が3五まで進出しても、銀交換を焦らずにプレッシャーをかけながら、時期を伺う。
後手の飛車先交換に対しては[[向かい飛車]]から、飛車交換を狙うのも1つの狙いで、居玉だが一段金なので飛車交換には強い。後手に手厚く受けられた時に、揺さぶりをかける為にも、向かい飛車への転換はよく出る筋である。
戦法名は、動き回る銀を[[カニ]]に例えた、あるいは2枚の銀をカニのハサミに例えたことに由来する(命名したのは[[森信雄]]<ref>「[[将棋世界]]」([[日本将棋連盟]])2000年1月号付録「2000年棋士名鑑」の児玉孝一の項</ref>)。
[[棋士 (将棋)|棋士]]の[[児玉孝一]]が考案した戦法で、児玉はこの戦法により2003年[[将棋大賞]]の升田幸三賞を受賞した。
さ
なお、カニカニ'''金'''と呼ばれる戦形も児玉は使うが、それはカニカニ銀とはまったく違うもので、児玉自身はカニカニ金とは呼んでいない。
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