「太陽黒点」の版間の差分

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[[ファイル:Sunspot-2004.jpeg|thumb|2004年に現れた太陽黒点]]
'''太陽黒点'''(たいようこくてん、{{lang-en-short|sunspot}})とは、[[太陽]]表面を観測した時に黒い点を散らしたかのように見える部分のこと。単に'''黒点'''とも呼ぶ。実際にはこの部分も光を放っているが、周囲よりも弱い光なので黒く見える。太陽黒点は、約9.5~11年毎に増減を繰り返している。
 
黒点が暗いのは、その温度が約4,000℃と普通の太陽表面([[光球]])温度(約6,000℃)に比べて低いためである。発生原因は太陽の[[磁場]]であると考えられている。
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黒点群の細かい分け方には'''[[チューリッヒ分類|チューリッヒ天文台の分類]]'''があり、東西の広がりなどによりA型、B型、……、J型などと9種類に分けられている。このような分類は、黒点群の活動度を調べる上で重要である。
 
[[ファイル:Ssn_yearly.jpg|thumb|center|520px|太陽黒点の400年間の歴史。黒点の数を[[ウォルフ黒点相対数]]([[:en:WolferWolf number]])の値で集計したもの。[[1790年]]から[[1820年]]はダルトン極小期([[:en:Dalton Minimum]])、[[1645年]]から[[1715年]]は[[マウンダー極小期]]([[:en:Maunder Minimum]])]]
1843年にドイツの天文学者[[ハインリッヒ・シュワーベ]]が初めて黒点の数がおおよそ10年周期で増減をくりかえしていることを発見した。この増減は[[太陽活動]]と密接な関係がある。1755年から始まる活動の山をサイクル1として、2011年現在はサイクル24に入ったところである。