「日本の侵略的外来種ワースト100」の版間の差分
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|[[チョウセンイタチ]] <br />''Mustela sibirica''
|東アジア・[[対馬]]→西日本
|国内では対馬のみに自然分布していたが、
|[[Image:Mustela sibirica dd winter 2002.jpg|130px]]
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|[[ガビチョウ]]<br /> ''Garrulax canorus'' <br /> '''特定外来生物'''
|東南アジア→九州・[[島根県]]・本州太平洋岸・中央高地
|独特の大きいさえずりが[[華僑]]に好まれ、江戸時代頃から愛玩鳥として輸入が始まった。1970年代に大量輸入されたが、日本ではさえずりが騒音として好まれず、遺棄された
|[[Image:Garrulax canorus - Watching Back.jpg|130px]]
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|[[ウシガエル]]<br /> ''Rana catesbeiana'' <br /> '''特定外来生物''' <br /> '''世界ワースト100'''
|北アメリカ→ほぼ本土全域
|1918年に[[食用ガエル]]としてアメリカから輸入したものの、日本では食材として定着せずに投棄され、道南や離島を含む日本全体に拡散した。固有種の[[トノサマガエル]]や[[ダルマガエル]]と競合し、逆転している。幼体の期間が
|[[ファイル:Juvenile bullfrog.JPG|130px]]
|-style="vertical-align:top"
|[[オオヒキガエル]] <br /> ''Bufo marinus'' <br /> '''特定外来生物''' <br /> '''世界ワースト100'''
|北アメリカ
|[[サトウキビ]]畑の害虫駆除を目的に、[[大東諸島]]は戦前、父島に1949年、母島に1974年、[[石垣島]]に1978年、[[鳩間島]]に1984年と順次導入された。さらに[[西表島]]には貨物に紛れて流入している。固有種との競合が危惧される。西表島ではヒキガエル科特有の猛毒によって、捕食した[[イリオモテヤマネコ]]や[[カンムリワシ]]が倒される心配がある。
|[[ファイル:Bufo marinus from Australia.JPG|130px]]
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|[[シロアゴガエル]] <br />''Polypedates leucomystax'' <br /> '''特定外来生物'''
|東南アジア→沖縄全域
|[[フィリピン]]発の米軍物資に紛れて沖縄本島に流入したことが1964年に確認された。沖縄群島には貨物に紛れて徐々に拡散していたが、[[宮古島]]には1997年、石垣島と大東群島には2007年と、突然拡散し始めた。[[オキナワアオガエル]]をはじめ固有種
|[[ファイル:Polyp leucom M 050408 041 ipb.jpg|130px]]
|}
208行目:
|-style="vertical-align:top"
|[[ブラウントラウト]]<br /> ''Myocastor coypus'' <br /> '''要注意外来生物''' <br /> '''世界ワースト100'''
|ヨーロッパ
|北海道定着種は明治・大正期にアメリカからニジマスを移入していた頃に混入したと考えられているが、1980年に[[新冠ダム]]で発見されるまで気づかれなかった。信越移入種は1973年に[[フランス]]から輸入したものと判明している。[[ウグイ]]・ヒメマス・[[アメマス]]など在来の陸封サケ類を中心に小型魚・仔魚を食害する。
|[[Image:Salmo trutta.jpg|130px]]
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|カンショオサゾウムシ <br />''Rhabdoscelus obscurus''
|ニューギニア→小笠原
|カンショはサツマイモ(甘藷)ではなくサトウキビ(甘蔗)。国内には定着していないが、小笠原で異常発生し、固有[[ヤシ]]で絶滅危惧
|[[Image:Gthumb.svg|130px]]
330行目:
|-style="vertical-align:top"
|[[ヒロヘリアオイラガ]]<br /> ''Parasa lepida''
|南アジア
|1920年頃には定着が確認されている。近畿以西の西日本に広く分布する。他の[[イラガ]]と同様に幼虫は毒毛を持ち、触れると激しい炎症を起こす。都心部の街路樹も食害し、蛹は枝の
|[[画像:Parasa lepida.JPG|130px]]
349行目:
|ミナミキイロアザミウマ<br /> ''Thrips palmi''
|東南アジア→西日本
|1978年に侵入が確認され、九州全域・四国全域・和歌山県
|[[Image:Gthumb.svg|130px]]
414行目:
|-style="vertical-align:top"
|[[カワヒバリガイ]] <br /> ''Limnoperna spp.'' <br /> '''特定外来生物'''
|東南アジア
|淡水二枚貝。1990年代に中国・韓国から輸入した[[シジミ]]に混入していたと考えられ、2000年代には関東にも定着した。利根川・[[天竜川]]・[[矢作川]]・[[木曽川]]・[[淀川]]を始め、琵琶湖や[[大塩ダム]]でも発見される。大量に密集するため、用水路を詰まらせたり、一斉斃死で腐臭を発したりする。暗い所を好むため、暗渠内や排水口などに発生し、発見が難しい。
|[[画像:Gthumb.svg|130px]]
427行目:
|[[サカマキガイ]] <br />''Physa acuta''
|北アメリカ→全国
|淡水巻貝。
|[[Image:Physa acuta 001.JPG|130px|]]
433行目:
|[[シナハマグリ]] <br />''Meretrix petechialis'' <br /> '''要注意外来生物'''
|中国→沿岸全域
|海水性二枚貝。日本沿岸の環境変化にともない、固有種の[[ハマグリ]]・[[チョウセンハマグリ]](日本
|[[Image:Meretrix petechialis.jpg|130px]]
473行目:
|[[カサネカンザシ]]<br /> ''Hydroides elegans'' <br /> '''要注意外来生物'''
|オーストラリア→太平洋・瀬戸内海・[[玄界灘]]・隠岐諸島
|海産固着生物。1970年代に太平洋・瀬戸内沿岸各地で確認され、80年代には玄界灘・隠岐にも侵入している。貨物船のバラスト水に混入していたと推定される。個体は全長
|[[Image:Gthumb.svg|130px]]
|}
486行目:
|-style="vertical-align:top"
|[[アカギ]]<br /> ''Bischofia javanica''
|東南アジア
|[[トウダイグサ科]]アカギ属の常緑高木。1905年に沖縄より小笠原に移植され、製糖用の薪炭材として活用された。製糖業の機械化により放棄され、野生化した。樹高20m前後の高木で、[[陰樹]][[極相]]林を形成し、種子は長期間生存する。そのため、[[台風]]で原生林が崩壊すると速やかに侵入して純林を形成する。弟島では全伐採で根絶。父島・母島でも全伐採を計画しているが、膨大すぎて難しい。
|[[Image:Bischofia javanica (flowers,leaves).jpg|130px]]
571行目:
|-style="vertical-align:top"
|[[キショウブ]] <br /> ''Iris pseudacorus'' <br /> '''要注意外来生物'''
|ヨーロッパ
|[[アヤメ科]]アヤメ属の多年生草本。青系が主流のアヤメ属の中で例外的な黄色の花が珍重され、1980年代後半から観賞花卉として輸入された。ビオトープやワイルドフラワー緑化のために屋外にも移植されたものもあり、沖縄を含む全国に拡散した。[[カキツバタ]]など5種の絶滅危惧種を抱える固有アヤメ属との交雑が懸念されるほか、耕地への侵入も無視できなくなりつつある。
|[[画像:Iris pseudacorus 01.jpg|130px]]
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