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== 漢籍の分類 ==
 
漢籍は通常、中国の伝統的な図書分類法である経・史・子・集という[[四部分類]]で分類される。その模範となる[[四庫全書総目提要|『四庫全書総目提要』]]の分類に従いつつ、その不備を補うかたちで各所蔵機関で独自の分類がとられている。なお漢訳[[仏典]]については子部・釈家類に入れられることもあるが、漢籍から独立させられ、[[仏典]]独自の分類がされることが多い。
 
== 出版事項 ==
 
漢籍は印刷方法により、次のような種類に分けられる。
 
*'''[[刊本]]''' - 木版印刷によるもの。多くの漢籍がこれに属する。'''刻本'''・'''版本'''とも言う。
*'''鈔本(抄本)''' - 手書きによって書き写された本。[[写本]]。
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いったん出版された本を複製する場合には次のような用語が使われる。
 
*'''景刊'''(えいかん) - 底本を版木にかぶせ彫りして印刷したもの。原寸大で字体・字数など全く同じもの。
*'''景照'''(えいしょう) - 底本を写真撮影し、それをとじ合わせ本にしたもの。学術利用が主である。
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*巻子本 - いわゆる[[巻物]]
*帖装本 - 折子本とも。いわゆる[[折り本]]
*冊子本 - いわゆる[[本]]
**蝴蝶装本 - 粘葉装とも。紙を二つ折りして重ね、折り目部分を背にして糊付けしたもの。粘葉装。
**列帖装本 - 綴葉装とも。数枚の紙をまとめて二つ折りし、折り目部分に穴を開けて糸で綴ったもの。
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== 参考文献 ==
* [[京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター]]編『漢籍はおもしろい』 (京大人文研漢籍セミナー 1  [[研文出版]], [[2008年]]) ISBN 978-4-87636-280-6
 
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