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[[File:Makie.jpg|thumb|right|230px|漆器の板屏風に描かれた蒔絵の菊]]
[[File:Makie-enlargement.jpg|thumb|right|230px|蒔絵(拡大画像)]]
[[File:WritingBox EightBridges OgataKorin.JPG|thumb|230px|八橋蒔絵螺鈿手箱 [[尾形光琳]]作 国宝 [[東京国立博物館]]蔵]]
 
'''蒔絵'''(まきえ)は、漆芸の技法の一つである。
 
[[漆器]]の表面に[[漆]]で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに[[金]]や[[銀]]などの金属粉を「'''蒔く'''」ことで器面に定着させる技法である。金属の薄板を定着させる平文(ひょうもん)(または平脱/へいだつ)や漆器表面に溝を彫って金銀を埋め込む[[沈金]]、夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする「[[螺鈿]]」(らでん)などは区別されともに、漆器の代表的な加飾技法の一つである。
 
「平文」や「螺鈿」が中国起源の技法であるのに対し、蒔絵はその初例を[[正倉院]]宝物の金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんかざりのからたち、通称「末金鏤の大刀」(まっきんるのたち))とされており、海外に類例のない日本独自の漆芸技法とされている。
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ファイル:Katawaguruma Raden Makie Box.JPG|片輪車螺鈿蒔絵手箱(平安時代後期、[[東京国立博物館所蔵文化財一覧|東京国立博物館]])
ファイル:'Fuji Tagonoura', 'maki-e' picture by Shibata Zeshin, 1872.jpg|富士田子浦蒔絵額面([[柴田是真]]作)
File:Periodo nanbokucho, tebako (scatola per cosmetici), XIV sec.JPG|菊枝蒔絵手箱 南北朝時代 東京国立博物館
File:Periodo edo, scatola per scrittura. XVII sec.JPG|菱貝蒔絵硯箱 江戸時代 東京国立博物館
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== 関連項目 ==
*[[京漆器]]
*[[摺箔]]
*[[松田権六]]
*[[柴田是真]]