「ニュージーランドの映画」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
ZéroBot (会話 | 投稿記録)
m r2.7.1) (ロボットによる 追加: fr:Cinéma néo-zélandais
HIDECCHI001 (会話 | 投稿記録)
30行目:
例外的なのは[[ピーター・ジャクソン]]である。彼は現在でもニュージーランドをベースに活動している。ジャクソンは低予算ホラー映画『[[バッド・テイスト]]』(1987)でキャリアをスタートさせ、ハリウッドでもその才能を認められ、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を監督した。この作品はほぼアメリカ資本の映画であり(ニュージーランド政府やジャクソン自身の製作会社Wingnut Filmsも資金を提供している)、出演者は各国から集められているが、ジャクソンはこの作品を、ニュージーランド人スタッフと共にニュージーランドで撮影し、ニュージーランドの映画産業に大きな貢献をしたことにもなった。
 
『ロード・オブ・ザ・リング』の成功により、多くのハリウッド映画がニュージーランドで製作されるようになった。撮影自体だけでなく、その後の編集作業や特殊効果なども行われている。『[[ラストサムライ]]』や『[[キング・コング (2005年の映画)|キングコング]]』、『[[ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女]]』などはニュージーランドで製作された。
 
しかしながら、そういった国際的なプロダクションによる雇用には不利な点もあると指摘するむきもある。ある映画製作者は近年、比較的低予算の映画を製作する際、カメラマンを雇うのが非常に難しいと語った。何故なら、カメラマン達は高収入に慣れてしまったから、としている。他の映画製作者は反対の事を言っており、1980年代をピークとして多くの映画製作者たちの賃金はかなり押し下げられていると語った。もう1つの不利な点としては、多額の予算のかかる国際的な作品のためにニュージーランドの基金の大半が使われてしまい、地元での製作にお金が廻らないという点もある。