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1990年代になると、[[モロッコ]]から、アフリカ大陸のスペインの飛び地であるスペイン領[[セウタ]]へ密入国するアフリカ人が急増した。[[2000年]]には、セウタとモロッコとの陸上国境の[[中立地帯]]に二重の鉄条網が張り巡らされ、国境警備が厳しくなったが、海路で[[ジブラルタル海峡]]から密航する小型船が後を立たたない。
 
モロッコからヨーロッパ大陸への交易海上警備が強化されると、モロッコ沖のスペイン領[[カナリア諸島]]を目的地とする密航船増加するした。100キロ以上の外洋を航海することになるため、遭難する船や、海上で命を落とす密航者も少なくない。モロッコ沿岸の取締りが強化され、[[2000年代]]半ばには、密航船の出発地が、[[モーリタニア]]沿岸、さらに[[セネガル]]沿岸へと、どんどん遠方化していく。それに伴い密航にかかわるリスクとコストは増加することになる。2006年にはセネガル沿岸からのカナリア諸島への密航者が急増し、8月までの約8ヶ月間で、約2万人が密航したといわれている。セネガルからカナリア諸島への密航には、1人当たり約40万[[CFAフラン]](約9万円)が必要といわれている。
 
== 関連項目 ==