「トキ (北斗の拳)」の版間の差分

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病を背負った身体でラオウに挑むために、最終決戦では、自らの残命を縮めても生を呼び覚ます秘孔「刹活孔」を突くことで一時的に剛力を得る。こうして死を覚悟して、ラオウと同じ「剛の拳」で対抗し、「天翔百裂拳」でラオウに膝をつかせるまで追い詰めたが、「刹活孔」を突いて徐々に弱っていく拳では、ことごとくとどめを刺すに至らず、ラオウの涙と共に繰り出された拳により敗北した。
 
決着の後、ラオウは「拳王を目指した男トキは死んだ。此処にいるのはただの病と闘う男」とトキの命を取らず、体をいたわるように告げ立ち去る。その後トキは自身の村で医療活動に従事するが、「刹活孔」を突いてからはた影響で、もはや余命も僅かで病の進行は著しいものがあり、村人達への医療活動にも支障をきたらも苦しい状況だった。そこに追い討ちをかけるかの如く、天狼星の[[リュウガ]]に襲われてしまう。しかし病んでなお眼力の高いトキは、リュウガの真意を読み取ると自ら甘んじて致命傷を受け、リュウガの居城へ連れて行かれる。トキは、危急の知らせを聞き駆けつけたケンシロウが、真の怒りを覚え、リュウガに対しとどめを刺さんとする刹那に現れると、ケンシロウに「哀しみを怒りにかえて生きよ」と諭し、彼に未来を託して、既に事切れたリュウガを腕に抱え、最期は立ったまま世を去った。
 
ラオウがついに見抜けず、ケンシロウも一度惨敗して二度目の戦いの中でようやく気付いたサウザーの身体の秘密も密かに察していたほど、その才は図抜けており、「病さえなければ…」とラオウとケンシロウの両雄からも繰り返し惜しまれた拳士だった。