「孫子 (書物)」の版間の差分

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十家とは魏の武帝、梁の孟氏、唐の李筌・杜牧・陳皞・賈林、宋の梅堯臣・王皙・何延錫・張預の10人をいう。1と比較すると、文字に大きな異同が見られる。これはさらに「[[道蔵]]本」・「岱南閣本」などの種類に分かれる。
 
 
補足
 
『中国兵書通覧』(許保林、解放軍出版社、1990年)、『孫子古本研究』(李零、北京大学出版社、1995年)などによると、『竹簡孫子』(『銀雀山漢墓竹簡・孫子』)以外の『孫子』は、『魏武帝註孫子』、『武経七書』所収『孫子』、『十一家註孫子』のいずれかの系統に属すると言われている。また、『孫子兵法新釈』(李興斌・楊玲、斉魯書社、2001年)によると、現行の『魏武帝註孫子』は『武経七書』所収『孫子』の系統に属するとのこと。
なお、『魏武帝註孫子』に関して、大江本『魏武帝註孫子』は、遅くとも室町時代後期のものであり、「平津館本」よりも古い。ただし、誤字も目立つ。大江本に関しては、京都大学図書館の電子データ影像として、閲覧ができる。