「ピローラス級防護巡洋艦」の版間の差分

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== 艦形 ==
[[File:HMS Pyramus (1897).jpg|thumb|left|200px|1897年に撮られたピローラス。]]
 
[[File:HMAS Pioneer Simonstown 1915 P01585.007.jpeg|thumb|left|200px|本級のパイアニア。後甲板上に単装砲を並列に配置しているのが特色である。]]
未だ帆船時代のデザインが色濃く残る時代のイギリスらしく気品ある印象を受ける。船体は長船首楼型[[船体]]である。水面下に[[衝角|衝角(ラム]]の付いた艦首から甲板上に15.2cm速射砲を防盾の付いた単装砲架で2基を並列配置した。その背後に司令塔の上に、両脇に[[船橋]]を持つ[[艦橋|操舵艦橋]]と単脚式の前部[[マスト]]が立つ。船体中央部に4本[[煙突]]が等間隔に立ち、その周囲は[[装載艇|艦載艇]]置き場となっており、前後マストを基部とする[[クレーン]]1基ずつ計2基により運用された。4番煙突の後方に後部マストと後部艦橋が立ち、舷側部には前後艦橋の側面に半円形の張り出しを儲けて縦置きに2基を配置、船体中央部のに2基を配置していた。後部艦橋から一段下がって、後部甲板上に15.2cm速射砲2基を並列配置された。この武装配置により艦首方向に最大で15.2cm砲6門、舷側方向に最大で15cm砲8門、艦尾方向に最大で15cm砲6門が指向できた。