「アフターバーナー」の版間の差分

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ガスタービンエンジンはその構造上、単独では急激な[[出力]]の増減ができないため、このように非効率的な補助装置の存在も許される。[[発電]]や[[船舶]]、[[車両]]での使用においては、[[クラッチ]]の切り離しや[[減速機|減速歯車]]の使用で対応できるため、この特性はさほど問題とならないが、[[航空機]]、特に[[戦闘機]]で[[空中戦]]を行う場合においては[[加速]]の鈍さは致命的な弱点となる。この弱点を補うためにアフターバーナーが装備されている。
 
また[[ターボファンエンジン]]の場合は、ターボジェットエンジンに比べて特性がより低速向けになってしまったため、超音速飛行能力を求める戦闘機にターボファンエンジンを搭載した場合は、音速突破においてもアフターバーナーが必須になった。戦闘機のしかしながらターボファンエンジンは[[旅客機]]用とは異なりバイパスした空気も排気口から噴出されるため、ターボジェットエンジンよりさら比べ噴出ガスに含まれる酸素量の割合が多い(ファンからの排気は燃焼には関与しないためこれ戦闘機より用いられる低バイパス比ターボファンエンジンでは、ファンからの排気とコアエンジンの排気が、ノズルで混合される。)ため、アフターバーナーによる出力増大効果が大きい反面、燃料消費もさらに増大する結果となった。しかしアフターバーナーの出力増大効果が大きいことは、出力増減幅が大きいことを意味し航空機として飛行状況への適応能力が高いと言え、戦闘機におけるターボファンエンジンの導入理由にもなっている。
 
== 構造 ==