「ゴールデンゴール」の版間の差分

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[[1995年]]、[[国際サッカー連盟]]はこのルールを競技規定に加えることを決定、同時にサドンデスでもVゴールでもない「ゴールデンゴール」という名称が与えられた。
 
主なゴールデンゴールとしては、[[1996年]]の[[UEFA欧州選手権1996|欧州選手権]]決勝・[[サッカードイツ代表|ドイツ]]対[[サッカーチェコ代表|チェコ]]戦の[[オリバー・ビアホフ]]によるゴール、[[1998年]]の[[1998 FIFAワールドカップ|ワールドカップフランス大会]]決勝トーナメント1回戦・[[サッカーフランス代表|フランス]]対[[サッカーパラグアイ代表|パラグアイ]]戦の[[ローラン・ブラン]]によるゴール、[[UEFA欧州選手権2000決勝]]・フランス対[[サッカーイタリア代表|イタリア]]戦の[[ダビド・トレゼゲ]]によるゴール、[[2002年]]の[[2002 FIFAワールドカップ|ワールドカップ日韓大会]]決勝トーナメント1回戦・[[サッカー大韓民国代表|韓国]]対[[サッカーイタリア代表|イタリア]]戦の[[安貞桓]]によるゴール、同大会決勝トーナメント1回戦・[[サッカースウェーデン代表|スウェーデン]]対[[サッカーセネガル代表|セネガル]]戦の[[アンリ・カマラ]]によるゴールがあげられる。また[[女子サッカー]]では[[2003 FIFA女子ワールドカップ]]決勝・[[サッカードイツ女子代表|ドイツ]]対[[サッカースウェーデン女子代表|スウェーデン]]戦のニア・キュンツァーによるゴールがある。日本においては、ワールドカップフランス大会アジア最終予選の日本対[[イラン]]戦([[ジョホールバルの歓喜]])における[[岡野雅行 (サッカー選手)|岡野雅行]]のゴールが有名である。
==== ゴールデンゴールが採用された主な国際大会 ====
 
====ゴールデンゴールが採用された主な国際大会====
*[[FIFAワールドカップ]] - [[1998 FIFAワールドカップ|1998年フランス大会]]、[[2002 FIFAワールドカップ|2002年日本・韓国大会]]
*[[UEFA欧州選手権|欧州選手権]] - [[UEFA欧州選手権1996|1996年イングランド大会]]、[[UEFA欧州選手権2000|2000年ベルギー・オランダ大会]]
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=== 変遷 ===
[[欧州サッカー連盟|UEFA]]はゴールデンゴール方式の延長戦を採用したが、問題点も指摘された。問題点とは「延長戦で[[ペナルティーキック]]になった場合、非常に高い確率で得点が決まるのと同時に勝敗が決まってしまう」「1点取られただけで残りの反撃の機会がなくなってしまう」などである。このためUEFAでは2002-2003シーズンより、欧州選手権や[[UEFAチャンピオンズリーグ|チャンピオンズリーグ]]などの主催大会で、「[[シルバーゴール]]」というゴールデンゴールの問題点を多少緩和した方式を採用した。「シルバーゴール」方式の延長戦とは、得点の有無に関わらず、先ずは延長前半終了まで試合を行う。延長前半終了時点で一方が勝ち越している場合はそこで試合終了となり、延長後半は行わない。延長前半終了時点で同点の場合、引き続き延長後半を行うというものである(やはり得点の有無に関わらず延長後半終了まで試合を行う)。しかし、この延長戦方式も[[2004年]]に廃止。以降は延長戦も前・後半フルタイム行う旧来の方式に改められている
しかし、この延長戦方式も[[2004年]]に廃止。以降は延長戦も前・後半フルタイム行う旧来の方式に改められている。
 
日本では、[[2001年]]に[[日本フットボールリーグ]](JFL)で引き分け制が採用されたため延長戦自体が廃止された。続いて2002年にJ2、[[2003年]]にJ1でも延長戦が廃止となったため、リーグ戦での延長Vゴールは行われなくなった。[[Jリーグカップ|ナビスコカップ]]や[[天皇杯全日本サッカー選手権大会|天皇杯]]でも採用されていたが、いずれも[[2005年]]からは前後半15分ずつの延長戦を戦うルールになっている<ref>なお[[Jリーグカップ|ナビスコカップ]]については、グループリーグの試合において延長戦を実施する年とそうでない年が存在するが、2005年以降はグループリーグでは延長戦を実施していない。詳細は各年の大会についての記事を参照。</ref>。[[J1・J2入れ替え戦]](2004年から[[2008年]]まで実施)は2004年のみVゴール方式で実施するレギュレーションであった。
 
=== 国際ルールからの廃止 ===
2004年、国際サッカー連盟は競技規定を改正し、[[7月1日]]から前後半15分ずつの延長戦を必ず最後まで行う旧来の方式に戻すことを発表した。これにより、ゴールデンゴールとシルバーゴールは順次廃止されていった。
 
しかし[[2010年]]9月、FIFAのブラッター会長が、「ワールドカップで行われている延長戦を廃止し、ペナルティキック戦かゴールデンゴールを導入することを検討する」と述べた<ref>[http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%b4%a1%bc%a5%eb%a5%c7%a5%f3%a5%b4%a1%bc%a5%eb&k=201009/2010090900983 W杯で延長戦廃止も=FIFA=FIFA会長(] [[時事通信)]] [[2010年]][[9月9日]] ]</ref>
 
== ホッケー ==
ホッケーの延長戦は7分30秒ハーフで行われ、ゴールデンゴール方式が採用されている。
 
== その他の競技における類似ルール ==
*[[アイスホッケー]]のトーナメント戦で「サドンヴィクトリー方式」が採用されている。
*[[アメリカンフットボール]]の延長戦(オーバータイム)では、いずれかのチームが得点した時点で試合終了となる。タッチダウン後のトライフォーポイントの機会は与えられない。
*[[柔道]]では、延長戦において「[[ゴールデンスコア]]方式」が採用されることがある。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
*[[サドンデス]]
*[[サヨナラゲーム]]