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鶴見は一貫して、現代日本社会における「生きづらさ」「どうすれば楽に生きられるのか」という問題にこだわってきた。
 
デビュー作の『完全自殺マニュアル』では、いざとなれば死ぬこともできるのだから、「頑張って生きる」「強く生きる」という生き方から降り、苦しい日常生活をより楽に生きていくことを提唱した。
 
[[1996年]]には、「自殺もせずになんとか楽に生きていくための実用書」と前置きされた『人格改造マニュアル』を出版し、クスリや精神療法、瞑想などにより内面をコントロールすることで日常を乗り切るという選択肢を提示。長年にわたる自らの精神科通院体験も元になっているという。またドラッグに関しては、「Just Say No.からJust Say Know.へ」という世界的な流れを受けて、タブーにするのではなく知識の提供に努めた。
 
[[1998年]]に出版された『檻のなかのダンス』では、自らの[[レイブ]]体験から「リズムに合わせて踊る=[[ダンス]]」というシンプルな動作により[[身体]]を解放し、規律・訓練的な監獄社会から自由になることを主張。自らの数分間の覚せい剤所持による逮捕体験も、監獄的な社会と重ね合わせて紹介した。
 
[[2000年]]に出版された対談集『レイヴ力』では、ダンスに加えて自然とつながることで、生きている実感を取り戻そうと語っている。
2012年の『脱資本主義宣言』では、楽に生きられない原因として経済の仕組みに注目。経済成長至上主義、過剰消費、グローバル化などを批判し、衣食住にまつわることを自ら行うことで、生きることへの興味を取り戻そうとする。さらに自然界とのつながりや自然界の仕組みを、経済の仕組みに代わるモデルとして強調している。
 
[[Twitter]]や[[ブログ]]、[[ネットラジオ]]などでは、経済の仕組みへの批判をはじめ、原発への反対意見、デモへの呼びかけなど、社会全般に関する発言を行なっている。
自身もデモや手作りのイベントに頻繁に足を運び、自然農を申し訳程度に実践しているという。