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徳山諄一とコンビを組み、「[[岡嶋二人]]」のペンネームで、[[1982年]]に『[[焦茶色のパステル]]』で第28回[[江戸川乱歩賞]]を受賞しデビューする。その後、二人で創作活動を続けるものの、[[1989年]]刊行の『[[クラインの壺 (小説)|クラインの壺]]』を境にコンビは解消され、井上は現在のペンネームである「井上夢人」で創作活動を続けている。なお『クラインの壺』はほとんど井上の手によって書かれたものである。
 
[[1992年]]、[[新潮社]]刊行の『ダレカガナカニイル・・・』にて再デビューする。井上は岡嶋時代も執筆をすべて担当していたこともあり、軽快で上品な文体はそのまま引き継がれている。内容的にはややSFへの傾斜が強くなった。自身も再デビューしてから純然たるミステリーは書いていないと語っている。
 
現在では井上夢人としての活動していた時間が岡嶋二人としての活動していた時間より長くなったが、作品数では少ない。[[大沢在昌]]は作品集『あわせ鏡に飛び込んで』発表に際する対談で「仕事を怠けている」と評している。
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* あくむ(1993年6月 [[集英社]] / 1996年8月 集英社文庫) 
** 収録作品:ホワイトノイズ / ブラックライト / ブルーブラッド / ゴールデンケージ / インビジブルドリーム
* おかしな二人―岡嶋二人盛衰記(1993年12月 [[講談社]] / 1996年12月 講談社文庫) 
* プラスティック(1994年5月 [[双葉社]] / 1998年9月 双葉文庫 / 2001年2月 講談社ノベルス / 2004年9月 講談社文庫)  
* パワー・オフ(1996年7月 集英社 / 1999年7月 集英社文庫)