「イモータル・ソウルズ」の版間の差分

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1995年から1996年の間、イモータル・ソウルズは新たな曲作りを行い、音楽性を固めていった。この時期、バンドメンバーが[[ドゥーム・メタル]]に興味を持っており<ref name = "kammari" />、それは[[1996年]][[11月]]にレコーディングされた2ndデモ『Reflections of Doom』が、彼らの作品の中で最も陰鬱で重苦しい点にも反映されている。このドゥーム・メタルの試みの中で、最もスタイリッシュな楽曲は「Realm Of Hatred」である。ドラマー不在のため、[[ドラムマシン]]を用いてレコーディングが行われた。レコーディングから2か月後、新ドラマーとしてユペ・ハコラ (Dr)が加入した。楽曲「Hate Sender」は、7インチの[[レコード]]でリリースされた。また、別の楽曲「I'am Me」は、『From Kaamos To Midnight Sun』という[[コンピレーション・アルバム]]に収録され、リリースされた。これら、「Hate Sender」、「I'am Me」、「Realm of Hatred」の3曲は、後にリリースされるコンピレーション・アルバム『Once Upon A Time In The North』に[[マスタリング#リマスタリング|リマスタリング]]されて収録された。
 
=== リトル・ローズ・レコードとの契約 ===
これらのデモテープリリース後、イモータル・ソウルズは[[フィンランド]]の[[レコードレーベル]]、[[:en:Deuteronomium (band)#Little Rose Productions|リトル・ローズ・プロダクション]]と契約する。この時期には、バンドはドゥーム・メタルのスタイルから脱却し、より速い、[[メロディックデスメタル]]スタイルで、[[冬]]をテーマにした歌詞の楽曲を演奏するようになっていた。この新しいスタイルでの初めてレコーディングされたのは、『Divine Wintertime EP』である。同音源は、[[1998年]]にメロディックデスメタルバンド、Mordecaiとの[[スプリット盤|スプリット・アルバム]]『Divine Wintertime / Through the Woods, Towards the Dawn』としてリリースされた。同音源は、メタルファンから多くの反響があり、同音源の楽曲「Snow Soul」はイモータル・ソウルズの中でも最も評判の良い楽曲の一つになった。
 
[[演奏会|ライヴ]]の増加により、メンバー追加の必要が生じ、1st[[アルバム]]のレコーディング準備中の[[2000年]]にセカンド・[[ギタリスト]]としてペーテ・ロイサ ([[リズムギター|Rhythm G]])が加入する。2000年[[2月]]にレコーディングが行われた。この''Studio Watercastle''でレコーディングされた音源の一部が、同年[[10月]]に[[コンパクト盤|EP]]『The Cleansing』としてリリースされた。同EPは、発売予定の1stアルバムのアルバム・トレーサーの性格が強かった。[[2001年]]に1stアルバム『Under the Northern Sky』をリリース。リリース後、リトル・ローズ・プロダクションが閉鎖したため、バンドは新たなレーベル・[[契約|ディール]]を探し始めた。
 
=== フィアー・ダーク・レコードとの契約 ===
イモータル・ソウルズは、既に[[オランダ]]の[[レコード会社]]のフィアー・ダーク・レコードとコンタクトを取っていたため、リリース後、間をおかずにフィアー・ダーク・レコードと契約を結んだ。契約後、[[中央ヨーロッパ]][[ツアー]]を行う。イモータル・ソウルズは、それに加えてフィアー・ダーク・レコードのイヴェントの常連出演バンドとなった。ツアー終了後、新曲の制作に取り掛かり、[[2002年]][[11月]]に''Studio Sonic Pump''に入り、2ndアルバム『Ice Upon the Night』のレコーディングに入る。[[2003年]]にリリースされた、この2ndアルバムは、[[フィンランド]]でイモータル・ソウルズをより有名にし、[[ヘルシンキ]]で開催される{{仮リンク|トゥスカ・オープン・エア・フェスティバル|en|Tuska Open Air Metal Festival}}にも出演した。このアルバムは、[[2004年]]に[[アメリカ合衆国]]と[[カナダ]]で[[:en:Facedown Records|フェイスダウン・レコード]]からライセンスリリースされた。
 
2004年は、バンドは時折ライヴ活動を行う程度であった。同年には、ドラマーのユペが脱退し、ユッカ-ペッカ・コイヴィスト (Ds)が加入した。しかし、ユッカ-ペッカは、参加している[[プログレッシヴメタル]]バンド、Silent Voicesの新アルバムレコーディングで忙しく、[[ドイツ]]-[[スイス]]ツアーの後、すぐに脱退してしまう。[[2005年]]初め、バンドに近しい友人関係の中で、新ドラマーとなるユハ・クロンクヴィスト (Ds)がピックアップされ、加入した。イモータル・ソウルズのリリースした作品の多くが既に[[廃盤]]となっており、入手が難しいため、フィアー・ダーク・レコードは『Once Upon A Time In The North』と題されたコンピレーション・アルバムのリリースを決定した。『Once Upon A Time In The North』は2枚組の[[デジパック]]仕様で、1枚は1stアルバム『Under the Northern Sky』がそのまま収録されている。もう1枚には、1stアルバム以前のデモトラックなどがリマスタリングされて収録されている。同コンピレーション・アルバムは[[2005年]]の年末にリリースされた。またレーベルからのリクエストで、同コンピレーション・アルバムには、アキが[[小冊子|ブックレット]]にバンドの歴史を詳細に書き下ろしている。
 
=== ダーク・バランス・レコードとの契約 ===
コンピレーション・アルバムリリースと同時期に、バンドは新曲の制作に取り掛かる。また、時折ライヴも行った。[[2006年]]に、イモータル・ソウルズは、リリース予定の3rdアルバム『Wintereich』が、[[コンセプト・アルバム]]になると発表した。2006年12月にバンドは[[録音スタジオ|スタジオ]]入りし、[[2007年]]の第一四半期にはマスタリングが完了した。新たにオランダのダーク・バランス・レコードと契約し、2007年[[7月1日]]に3rdアルバム『Wintereich』をリリース。2ndアルバム『Ice Upon the Night』と同じく、アメリカ合衆国]ではフェイスダウン・レコードから[[8月21日]]にリリースされた。
 
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*ペーテ・ロイサ {{lang|fi|Pete Loisa}} - リズムギター (2000-2010)
*アンティ・ニュキュリ {{lang|fi|Antti Nykyri}} - ドラムス (1994-1995)
*ユペ・ハコラ {{lang|fi|JuhaJupe Hakola}} - ドラムス (1995-2004)
*ユッカ-ペッカ・コイヴィスト {{lang|fi|Jukka-Pekka Koivisto}} - ドラムス (2005)
:Silent Voicesでも活動