「ピカティニー・レール」の版間の差分

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この[[レール]]は通常、火器の機関部の真上に直接設置され、標準的には通常の後部照準(リアサイト)が取り付けられる。広いTの字型に横溝切りで成形され、スコープ類は普通、このレールの上の前後どちらかの端に固定される。
 
絶対条件として、このレールは常に安定した固定台であることを要求される。たとえ銃に温度差が加えられたり、多少の衝撃で変形することはあってはならない。特に銃という道具の利用シチュエーションからして灼熱の砂漠から寒冷地帯、多湿、乾燥など、少なくとも地球上に存在し得る様々な場所で利用される可能性があるので、環境からの影響を最小限にしか受けない構造・素材であることが求められる。この理由から、ピカティニー・レールは横溝切りになっており、熱に左右されるとしても縦方向に拡大収縮する遊びが与えられている。
 
当初は[[スコープ]]のみの使用であり、レールは大口径の重火器に取り付けられた。[[ナイトビジョン|暗視スコープ]]の使用が増えてくると、より小さな[[アサルトライフル]]への取り付けが始まり、現在では既存の固定式照準器に変わり、標準出荷状態の非光学式照準器もレールに取り付けるようになってきている。