「ゴールデンゴール」の版間の差分

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=== リーグ戦での採用 ===
このルールを世界で初めてリーグ戦に採用したのは、[[1993年]]に[[日本]]で創設された[[日本プロサッカーリーグ]](Jリーグ)である<ref name="jfa">{{cite web|url=http://www.jfa.or.jp/info/inquiry/2011/11/v.html|title=Vゴール方式ってなに?|work=[[日本サッカー協会]]公式サイト|accessdate=2012-08-09}}</ref>。目的は劇的なシーンをつくって盛り上げるためとされた<ref name="jfa" />。試験的に[[第2回コニカカップ]]([[1991年]])と、[[1992年のJリーグカップ|第1回ナビスコJリーグカップ]]([[1992年]])のそれぞれ予選リーグにて採用された。
 
以降、日本国内ではJリーグの下部組織や各種大会でも多く採用されるようになった。当初は日本において他のスポーツで使われてきた[[サドンデス]]という用語から「延長サドンデス」方式という名称が定められたが、「サドンデス」という言葉は「突然死」という意味のためふさわしくないとして[[1994年]]、「延長Vゴール」方式という名称に変更された(「V」はビクトリーの意)。
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主なゴールデンゴールとしては、[[1996年]]の[[UEFA欧州選手権1996|欧州選手権]]決勝・[[サッカードイツ代表|ドイツ]]対[[サッカーチェコ代表|チェコ]]戦の[[オリバー・ビアホフ]]によるゴール、[[1998年]]の[[1998 FIFAワールドカップ|ワールドカップフランス大会]]決勝トーナメント1回戦・[[サッカーフランス代表|フランス]]対[[サッカーパラグアイ代表|パラグアイ]]戦の[[ローラン・ブラン]]によるゴール、[[UEFA欧州選手権2000決勝]]・フランス対[[サッカーイタリア代表|イタリア]]戦の[[ダビド・トレゼゲ]]によるゴール、[[2002年]]の[[2002 FIFAワールドカップ|ワールドカップ日韓大会]]決勝トーナメント1回戦・[[サッカー大韓民国代表|韓国]]対[[サッカーイタリア代表|イタリア]]戦の[[安貞桓]]によるゴール、同大会決勝トーナメント1回戦・[[サッカースウェーデン代表|スウェーデン]]対[[サッカーセネガル代表|セネガル]]戦の[[アンリ・カマラ]]によるゴールがあげられる。また[[女子サッカー]]では[[2003 FIFA女子ワールドカップ]]決勝・[[サッカードイツ女子代表|ドイツ]]対[[サッカースウェーデン女子代表|スウェーデン]]戦のニア・キュンツァーによるゴールがある。日本においては、ワールドカップフランス大会アジア最終予選の日本対[[イラン]]戦([[ジョホールバルの歓喜]])における[[岡野雅行 (サッカー選手)|岡野雅行]]のゴールが有名である。
 
==== ゴールデンゴールが採用された主な国際大会 ====
*[[FIFAワールドカップ]] - [[1998 FIFAワールドカップ|1998年フランス大会]]、[[2002 FIFAワールドカップ|2002年日本・韓国大会]]
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[[欧州サッカー連盟|UEFA]]はゴールデンゴール方式の延長戦を採用したが、問題点も指摘された。問題点とは「延長戦で[[ペナルティーキック]]になった場合、非常に高い確率で得点が決まるのと同時に勝敗が決まってしまう」「1点取られただけで残りの反撃の機会がなくなってしまう」などである。このためUEFAでは2002-2003シーズンより、欧州選手権や[[UEFAチャンピオンズリーグ|チャンピオンズリーグ]]などの主催大会で、「[[シルバーゴール]]」というゴールデンゴールの問題点を多少緩和した方式を採用した。「シルバーゴール」方式の延長戦とは、得点の有無に関わらず、先ずは延長前半終了まで試合を行う。延長前半終了時点で一方が勝ち越している場合はそこで試合終了となり、延長後半は行わない。延長前半終了時点で同点の場合、引き続き延長後半を行うというものである(やはり得点の有無に関わらず延長後半終了まで試合を行う)。しかし、この延長戦方式も[[2004年]]に廃止。以降は延長戦も前・後半フルタイム行う旧来の方式に改められている。
 
日本では、[[2001年]]に[[日本フットボールリーグ]](JFL)で引き分け制が採用されたため延長戦自体が廃止された。続いて2002年にJ2、[[2003年]]にJ1でも延長戦が廃止となったため、リーグ戦での延長Vゴールは行われなくなった<ref name="jfa" />。[[Jリーグカップ|ナビスコカップ]]や[[天皇杯全日本サッカー選手権大会|天皇杯]]でも採用されていたが、いずれも[[2005年]]からはVゴール方式ではない延長戦(必ず前後半15分ずつの延長戦行う)を戦うルールになっている<ref group="注">なお[[Jリーグカップ|ナビスコカップ]]については、グループリーグの試合において延長戦を実施する年とそうでない年が存在するが、2005年以降はグループリーグでは延長戦を実施していない。詳細は各年の大会についての記事を参照。</ref>。[[J1・J2入れ替え戦]](2004年から[[2008年]]まで実施)は2004年のみVゴール方式で実施するレギュレーションであった。
 
=== 国際ルールからの廃止 ===
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== 脚注 ==
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== 出典 ==
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