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[[画像:akashi-jena.JPG|right|224px|thumb|現在{{いつ|date=2012年7月}}<!-- See [[WP:DATED]] -->稼動するもので日本最古のプラネタリウム投影機([[明石市立天文科学館]]のカール・ツァイス・イエナUPP23/3)]]
[[画像:Planetarium osaka city museum.jpg|right|224px|thumb|大阪市立科学館に展示されている日本最古のプラネタリウム投影機([[大阪市立科学館]]のカール・ツァイス・イェーナ社製「ツァイスII型」]]
[[日本]]で最初に設置されたプラネタリウムは、[[1937年]]に[[大阪市立電気科学館]](のちの[[大阪市立科学館]])に設置されたカール・ツァイス・イェーナ社製「ツァイスII型」である。これは、[[アジア]]で最初に設置されたプラネタリウムでもあった<ref>37年3月13日から89年5月31日まで、52年稼働し、現在は大阪・中之島の大阪市立科学館で展示されている。</ref>。同型が1938年に有楽町の東日会館に設置されたが1945年戦災で消失した。
 
1957年東京・渋谷の[[五島プラネタリウム]]<ref>旧西ドイツ・オーバーコッヘンの[[ツァイス]]製カール・ツァイスIV型。2001年3月閉館。</ref>に、60年兵庫県[[明石市立天文科学館]]<ref>旧東ドイツ・イエナのツァイス製、稼働期間52年、現役。</ref>に、62年[[名古屋市科学館]]のプラネタリウム<ref>旧西ドイツ・オーバーコッヘンの[[ツァイス]]製カール・ツァイスIV型、展示中。</ref>が開館する。
 
日本国産として最初に開発されたプラネタリウムは、[[五藤光学研究所]]が[[1959年]]に製作したM-I型投影機(当時の価格で約800万円)である。この投影機は[[静岡県]]清水市(のちの[[静岡市]][[清水区]])の富士観センターや東京・[[浅草]]の新世界などに設置され、うち1台は[[1960年]]ニューヨークの国際見本市に出品、見本市終了後にコネチカット州のブリッジポート博物館へ販売され、[[1962年]]に一般公開された。
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また、[[大平貴之]]が個人で製作し、[[1998年]]にロンドンで初公開された[[メガスター]]は、従来比100倍に相当する投影恒星数150万個を再現し、世界のプラネタリウム専門家を驚かせた。その後、本人により設立された大平技研によって開発・運用されているメガスターIIは、恒星投影数約500万個(12.5等星まで)に拡張され、[[日本科学未来館]]や[[川崎市青少年科学館]]などに設置されて話題となった。さらに[[2008年]][[6月]]、[[シカゴ]]で行われたIPS(国際プラネタリウム協会)大会で初めて発表されたスーパーメガスターIIは、約2200万個(13等星まで)の恒星を投影することが可能で、2009年2月現在世界一である。
 
2006年現在、プラネタリウムを最も多く保有している国は[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で、その次に[[日本]]の約300基が続いている。[[2011年]][[3月]]、[[名古屋市科学館]]に新設された直径35[[メートル]]のものが、現在{{いつ|date=2012年7月}}<!-- See [[WP:DATED]] -->世界最大である。名称はブラザーアース([[ブラザー工業]]が[[ネーミングライツ]]を獲得)。
 
2012年7月7日に投影を開始した東京の[[多摩六都科学館]]のプラネタリウム([[五藤光学]]製、直径27.5m)は世界最多の1億4,000万個を投影する。
 
== 投影される内容 ==