削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
1行目:
『'''楡家の人びと'''』(にれけのひとびと)は、[[北杜夫]]作の長編小説。雑誌『[[新潮]]』に[[1962年]]([[昭和]]37年)1月~12 - 12月にかけて第一部が、1963年(昭和38年)9月~1964 - 1964年(昭和39年)3月にかけて第二部「残された人々」がそれぞれ連載、1964年4月『楡家の人びと』として新潮社より出版された。作者が尊敬するドイツの作家[[トーマス・マン]]の長編『[[ブッデンブローク家の人々]]』の影響を受け、自身の家族をモデルに大正、昭和戦前期にわたる精神科医一家を描いている。
 
== あらすじ ==
10行目:
 
== 作品の価値==
[[三島由紀夫]]は戦後に書かれたもつとも重要な小説の一つである。この小説の出現によて、日本文学は真に市民的な作品をはじめて持ち」「これほど巨大で、しかも不健全な観念性を見事に脱却した小説を、今までわれわれは夢想することも出来なかた」<ref>三島由紀夫(『楡家の人びと』の函)([[新潮社]]、1964年)</ref>と称賛している。時代に翻弄される市民の姿を淡々とした筆遣いで描き、近代文学最初の市民小説として高く評価される。
 
発表後、[[1964年]](昭和39年)11月には第18回[[毎日出版文化賞]]を受賞。さらには1965年に[[TBSテレビ|TBS]]で、1972年4~6月には[[日本放送協会|NHK]]「[[銀河テレビ小説]]」第1作としてそれぞれテレビドラマ化されるなど、北杜夫の代表作となった。
61行目:
 
青雲堂・・・・本名は高田。始基一郎の病院で働いていたが、病院近くの文房具店の主人となる。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<references/>
 
== 参考資料 ==
*別冊新評「北杜夫の世界」1975年 [[新評社]]
 
== 関連項目 ==
*[[斎藤茂吉]]
 
*[[斎藤紀一]]
 
*[[青山脳病院]]
 
*[[ブッデンブローク家の人々]]
 
== 参考資料 ==
*別冊新評「北杜夫の世界」1975年 [[新評社]]
 
{{デフォルトソート:にれけのひとひと}}