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[[Image: Heidelberger Mensch Replik Rosensteinmuseum.jpg|200px|thumb|ハイデルベルク人の下顎骨のレプリカ]] [[Image:Homo heidelbergensis (Replika) 1.jpg|thumb|250px|''Homo heidelbergensis'': [[Steinheim skull]] replica]] [[Image:Homo heidelbergensis (10233446).jpg|thumb|250px|ホモ・ハイデルベルゲンシスの復元像]]
'''ホモ・ハイデルベルゲンシス'''(''Homo heidelbergensis'' ハイデルベルクのヒト)は、[[ヒト属]]の一種。'''ハイデルベルク人'''を[[ホモ・エレクトス]]とは別種とするときの名称。ホモ・エレクトスに比べ脳容量が大きく(1100cc ~ 1400cc)
== ハイデルベルク人 ==
=== 特徴 ===▼
ハイデルベルク人は大柄で、大人の男性では身長1.8メートル、体重100キロ。使用した石器は Acheulean という[[ホモ・エレクトス]]のものに酷似している。
=== 発見 ===
この種の設立の基となったのは、1907年にドイツのハイデルベルク近郊のマウエル村から発見された下顎骨である。[[マウアー (バーデン)|マウエル]]村の砂採取場で作業員により偶然発見された。出土したのは下顎骨ただ1個で、他の部分の骨も、石器などの文化遺物も無い。この下顎骨は、翌1908年にドイツの人類学者シェッテンザックにより、Homo heidelbergensis と命名された。ハイデルベルク人と通称される。
その後、南アフリカや東アフリカでも同様の化石が発見された。これは[[ホモ・ローデシエンシス]]という別の名称で呼ばれることもあるが、通常は、別種とは見なされず、ホモ・ハイデルベルゲンシスと見なされる。(亜種ふうの扱い。)
▲=== 特徴 ===
ハイデルベルク人の下顎骨は非常に大きく頑丈であるが、歯は小型で現生人類よりやや大きい程度で、同時代と思われる[[北京原人]]より小さい。そのためこの人類は、[[原人]]であるのか、原初的な[[旧人]]であるのかが議論されたが、巨大な下顎骨の形質や伴出した動物化石との比較などから、時代的に見て原人であろうと考えられる。ただし現生人類へと繋がる系統とネアンデルタール人との分岐直前(47万~66万年前)の時期・または分岐後のホモ・サピエンスへと続く系統側で、ホモ・サピエンスに進化する前段階には旧人段階の「ホモ・ヘルメイ」にまで進化していたことも考えられる。▼
=== 骨格と進化 ===
ネアンデルタール人と比べても、眼窩上隆起が非常に大きく、前脳部は小さい。このことからネアンデルタール人よりは原始的な種と見なされる。
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ただし現生人類へと繋がる系統とネアンデルタール人との分岐直前(47万~66万年前)の時期・または分岐後のホモ・サピエンスへと続く系統側で、ホモ・サピエンスに進化する前段階には旧人段階の「ホモ・ヘルメイ」にまで進化していたことも考えられる。
[[Category:化石人類|ほもはいてるへるけんしす]]
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