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== 三谷幸喜との関係 ==
三谷脚本のテレビドラマを最も多く手掛けてい監督として有名。テレビドラマの監督に対して苦言を呈することが多い[[三谷幸喜]]をして河野は「もっとも信頼を置く演出家」と絶大な信頼を寄せており、「河野さんはとても台本を大切にする演出家で、これはとても珍しい。いかに台本に書かれていないことをやるかに全力を注ぐ演出家に比べれば河野さんのようなタイプの演出家は脚本家の陰に隠れがちになる。しかし実は河野さんのほうがはるかに高度なテクニックを持っていると思う」とも語っている。三谷自身、著書『[[三谷幸喜のありふれた生活]]』3のなかで河野を信頼する演出家として紹介していなど、二人の間の信頼関係は固い。『古畑任三郎』のDVDで対談やコメンタリー競演も行っている。その対談の中で河野は「三谷さんの作品をやらせてもらうようになって、やっと一人前のディレクターとして認めてもらえるようになった」と述懐しており、また三谷脚本については「本当に読んでいて面白いホンなんですよ。だから自分が面白いと思った部分を映像化すれば良いんで三谷さんの作品は演出するのがラクなんです」とも語っている。三谷が脚本・総合演出を務めた『[[HR_(テレビドラマ)|HR]]』では三谷の指名で全編映像演出として作品に参加、サポートに回っている。
 
河野が三谷作品に携わるようになって唯一手掛けていないフジ系『[[合い言葉は勇気]]』も実際は石原隆プロデューサーと制作会社サイドの話し合いで招聘の検討がされていたが(また三谷も河野の参加を熱望していたという)、スケジュールなどの諸事情により参加できなかった。これについて河野は「いままで(三谷作品を)全部やってきたから俺記録作ってるよという意識だったんだけど、参加できないことになって悔しかったですね」と述懐している。
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また三谷は河野を「最強の古畑任三郎オタク」と評しており、『古畑任三郎』の脚本について河野に作劇の矛盾を指摘されることが多いことを河野との対談で明かしている。『古畑中学生』はかなり無理の多い展開の作品だが、三谷は河野に読んでもらい映像化が難しいと判定されたらドラマ化は諦めようと思っていたところ、河野に「ぎりぎりアリですかね」と言われてドラマ化のふんぎりがついた。
 
近年はテレビシリーズを手掛けることが少なくなった三谷だが、その中においても河野2006年新春に『古畑任三郎』ファイナルを3夜連続、[[2008年]]に『古畑中学生』、2010年春の『わが家の歴史』3夜連続8時間分を一手に託す手かげるなど、絶大な信頼はいまだに揺ぎなして。また、三谷が脚本を書き主演も務めた[[世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 〜人気番組競演編〜]]「台詞の神様」でも河野が演出を担当。[[2011年]]も三谷が脚本・総合演出を務める『[[ステキな金縛り|ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~]]』で映像演出を担当するなど、三谷と組んで作品を作り続けている。
 
==演出作品==