「チーズケーキ」の版間の差分

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{{Redirect|CHEESE CAKE|4人組バンド|CHEESE CAKE (バンド)}}
{{独自研究|date=2008年12月}}
[[File:Käsekuchen.JPG|thumb|300px220px|チーズケーキ]]
[[ファイル:Polish cheesecake.jpg|thumb|200px180px|ポーランド風チーズケーキ「'''セルニック'''」。[[ポーランド]]・[[ポドハレ地方]]の郷土のお菓子。セルニックはパイ生地を下に敷き、さらに上にパイ生地を網目状に載せて飾っている。]]
[[ファイル:Japanese_Cheesecake.jpg|thumb|200px|ホワイトチョコレート・チーズケーキ]]
'''チーズケーキ'''(cheese cake)は、[[チーズ]]を使った[[ケーキ]]。温製の'''ベイクト'''と湯煎焼きの'''スフレ'''、冷製の'''レア'''に大別される。
 
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ズイバックチーズケーキという胡桃やクッキーを細かく砕いたもので表面を覆っているものもある。
== 種類 ==
 
=== ベイクド・チーズケーキ ===
オーブンで[[きつね色]]になるまで焼いたものは'''ベイクト・チーズケーキ'''と呼ばれ、パイ皿に敷いたサブレ生地の上に、[[クリームチーズ]]や[[カッテージチーズ]]、[[マスカルポーネ]]、[[リコッタ]]チーズなどのやわらかく塩分の少ないチーズと[[砂糖]]、卵黄、[[コーンスターチ]]などをすり混ぜたものを流しいれ、オーブンで焼いたもの。これを特に[[ニューヨーク]]チーズケーキと呼ぶこともある。昔の日本では土台にサブレ生地を使わず、フィリングのみを大きな丸型に流しいれ焼いたものが主流であった。焼いて作るため普通の焼き菓子同様に常温で保存が利くと思われがちであるが、実は低温保存が原則で、常温に放置すると生地が融けてプリンのようになる。一部ではこの性質を生かした商品も売られている。
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=== スフレ・チーズケーキ ===
[[File:Cheesecake チーズケーキ.jpg|thumb|180px|日本のチーズケーキ(スフレチーズケーキ)]]
ベイクド・チーズケーキの材料を生クリームから牛乳に変え、更に湯煎焼きにする事でふわっとしっとりした生地のチーズケーキに仕上がる。これを'''スフレ・チーズケーキ'''と呼ぶ。通常の[[スフレ]]とは作り方が違い、放置してもしぼむ事はないものの、出来上がりや食感はスフレ同様ふっくらとしたものになる。
 
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=== レア・チーズケーキ ===
[[ファイル:Japanese no-bake cheesecake.jpg|thumb|200px150px|レアチーズケーキ(イチゴソース添え)]]
火を通さず、クリームチーズなどに生クリームを混ぜ合わせたものを冷やし固めたものであり、[[ビスケット|クッキー]]を砕いて作ったクラスト生地を下に敷くこともある。あるいはフィリングだけを[[ババロア]]や[[ムース (食品)|ムース]]のようにグラスに盛る「グラス・チーズケーキ」もある。近年は[[ガーゼ]]で包んで販売するものが登場している。[[バニラ]]、[[チョコレート]]、[[ヨーグルト]]など風味などさまざまな味付けがされることがあり、[[果物|フルーツ]]、特に[[イチゴ]]や[[ブルーベリー]]のトッピングが乗ることも多い。
 
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チーズケーキの起源は古代[[ギリシャ]]までさかのぼり、[[紀元前776年]]の第一回[[古代オリンピック]]の期間中、アスリートたちに振る舞われていた。ギリシャのチーズケーキをヨーロッパ中に普及させたのはローマ人であるが、現在のチーズケーキとは味も見た目も異なっていたようである。
 
現在のような'''ベチーズケーキ'''の起源は、中世前期[[ポーランド]]の[[ポドハレ地方]]にあるといわれる。[[ポーランドの食文化#ポーランド人の食べ物#乳製品|トゥファルク]]という名の、生乳を軽く発酵して酸味のある真っ白なフレッシュチーズをふんだんに使用したチーズケーキ'''セルニック'''は、ここの住民で「[[グラル人]]」と呼ばれる[[スラヴ]]系の山の民(グラルは文字通り「山の民」の意味)の郷土食であり、ポドハレ地方では現在でも各家庭のお茶菓子として日に数回も食べられている。トゥファルクを使うと酸味があるため、一般に知られるチーズケーキのようにレモン果汁などを加える必要がなく、実際にレモン果汁を加えないのが本来のレシピである。
 
数世紀のちに、チーズケーキは、ポーランドからの移民(とくに[[ポドハレ地方]]の近くの大都市[[クラクフ]]からの[[ユダヤ人]])が持ち込んだレシピを元に、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]に出現する。1872年には、[[フランス共和国|フランス]]の[[チーズ]]、ヌーシャテルを再現しようとしていた牛乳屋が、[[クリームチーズ]]を新たに開発した。