「近鉄奈良線列車暴走追突事故」の版間の差分
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== 事故直前の対応 ==
事故当時、電車はどの車両もほぼ満員の状態であり、それでいて事故の規模の割には死傷者が少なかったのは、生駒トンネルを抜けた時点で運転士が異常に気づき、この先に連続下り勾配が控えていることが乗客に周知されたこと
また、事故発生地点手前の[[瓢箪山駅 (大阪府)|瓢箪山駅]]では、急行が停車するはずの[[石切駅]]を通過したという通報を受けたため、先行して走り同駅を通過する予定であった[[準急列車|準急電車]]を急遽待避線に入れ、ポイントを切り替えたところで問題の電車が猛スピードで通過して行ったという話も残っている。事故を起こした電車は、瓢箪山駅が下り勾配の最終点で、それ以降は平坦線となる事から、瓢箪山駅を通過した頃が最も速度を出していたと思われるため(100km/h程度)、もし準急に衝突していればもっと死傷者数は増えたかもしれないともいわれている。 以上の理由により、未曾有の大惨事にもかかわらず、乗客・乗員が一体となって犠牲を最小限に食い止めたという、ある種の「美談」として語られることがある。
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