「琉球の位階」の版間の差分

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地方官吏のことを地方役人(じかたやくにん)と呼ぶいう筆算人、オエカ人(オエカは役職の意)ともいう呼ぶ。地方役人には大きく分けて間切役人と村役人の二種類がある。また沖縄本島及び離島と両先島との間にも役人制度に相違があった。
 
地方役人は身分は百姓(平民)であったが、上級役人になると「オエカ地」(役地、役職に応じて与えられる土地)が与えられ、王府への上納分以外は自分の取り分となった。他にも、夫地頭になると村の百姓を年2回使役できるなど種々の特権があった。このため、中間搾取や地位乱用をする悪徳役人も多く、方言のウェーキ(財産家)の語源はここから来ているという。