「ラウールの法則」の版間の差分
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'''ラウールの法則'''(ラウールのほうそく、{{lang-en-short|Raoult's law}})とは、[[不揮発性]]の[[溶質]]を[[溶媒]]に溶かすと[[溶液]]の[[蒸気圧]]が下がる'''蒸気圧降下'''(じょうきあつこうか、vapor pressure depression)の現象について成り立つ、「混合溶液の各成分の[[蒸気圧]]はそれぞれの純液体の蒸気圧と混合溶液中の[[モル分率]]の積で表される」という法則である。これは[[束一的性質]]のひとつである。その名は[[:en:François-Marie Raoult|François-Marie Raoult]]にちなむ。
ラウールの法則は十分に希薄な溶液について成り立つ。任意のモル分率においてラウールの法則が成立する溶液を'''[[理想溶液]]'''という。理想溶液では各成分は互いに異なる[[分子間力]]を及ぼさない。理想溶液に比較的近い溶液としては、しばしば[[ベンゼン]]と[[トルエン]]の混合溶液があげられる。一般には分子構造の似た物質同士の混合液が理想溶液に近いとされる。▼
と表される。ここで、''P<sub>i</sub>''<sup>*</sup> は成分iの純液体での蒸気圧、χ<sub>''i''</sub> はモル分率である。▼
全蒸気圧''P''<sub>Total</sub> は、各成分の蒸気圧の和である:
▲{{Indent|<math>P_i = P_i^* \chi _i</math>}}
▲ここで、P<sub>i</sub><sup>*</sup>は成分iの純液体での蒸気圧、χ<sub>i</sub>はモル分率である。
== 関連項目 ==▼
▲{{Indent|<math>P_{Total} = \sum_i P_i = \sum_i P_i^* \chi _i</math>}}
▲任意のモル分率においてラウールの法則が成立する溶液を'''理想溶液'''という。理想溶液では各成分は互いに異なる[[分子間力]]を及ぼさない。理想溶液に比較的近い溶液としては、しばしば[[ベンゼン]]と[[トルエン]]の混合溶液があげられる。一般には分子構造の似た物質同士の混合液が理想溶液に近いとされる。
▲== 関連 ==
*[[ヘンリーの法則]]
*[[浸透圧]]▼
*[[沸点上昇]]▼
*[[凝固点降下]]▼
{{DEFAULTSORT:らうるのほうそく}}
[[Category:自然科学の法則]]
[[Category:物理化学の現象]]▼
[[Category:溶液化学]]
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[[uk:Закон Рауля]]
[[zh:拉乌尔定律]]
▲==関連項目==
▲*[[浸透圧]]
▲*[[沸点上昇]]
▲*[[凝固点降下]]
▲[[Category:物理化学の現象]]
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