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'''Internet Relay Chat'''(インターネット・リレー・チャット、略称 : '''IRC''')とは、[[サーバ]]を介して[[クライアント]]とクライアントが会話をする枠組みの名称である。文章のみをやり取りして会話を行い、[[DCC (IRC)|DCC]]などを利用することでファイル転送も対応する。
 
[[Transmission Control Protocol|TCP]]を通信用の[[プロトコル]]として主に用いる。[[Transport Layer Security|TLS]]で暗号化することもできる。
 
== 歴史 ==
Internet Relay Chat(以下「IRC」と記述する)は[[1988年]]8月に[[フィンランド]]の OuluBox という[[電子掲示板|BBS]]で使われていたMUTと呼ばれるプログラムの代替として[[ヤルッコ・オイカリネン]] (Jarkko Oikarinen) によって作られた<ref>http://www.irc.org/history_docs/jarkko.html</ref>。[[BITNET]]ネットワーク<ref>Because It's Time Network、学術機関の国際的なコンピュータのネットワーク</ref>で運用されていたBitnet Relay Chatに発想を得た。
 
IRCはその後[[鉄のカーテン]]の崩壊に際して東欧の人々が、あるいは[[湾岸戦争]]([[1991年]])の際に現地からIRCで情報発信されたために有名となった。
Internet Relay Chat(以下「IRC」と記述する)は[[1988年]]8月に[[フィンランド]]の OuluBox という[[電子掲示板|BBS]]で使われていたMUTと呼ばれるプログラムの代替として[[ヤルッコ・オイカリネン]](Jarkko Oikarinen)によって作られた<ref>http://www.irc.org/history_docs/jarkko.html</ref>。[[BITNET]]ネットワーク<ref>Because It's Time Network、学術機関の国際的なコンピュータのネットワーク</ref>で運用されていたBitnet Relay Chatに発想を得た。
 
IRCはその後[[鉄のカーテン]]の崩壊に際して東欧の人々が、あるいは[[湾岸戦争]]([[1991年]])の際に現地からIRCで情報発信されたために有名となった。
 
== クライアント・ソフトウェア ==
IRCはデータの通信に関する[[プロトコル]]が簡素かつオープンとなっているため、ユーザ・クライアントに用いるソフトウェアの開発が容易であり、また、種類も多い。
 
* [[Microsoft Windows|Windows]] -
** [[mIRC]],
** [[LimeChat]],
** [[TakIRC]],
** [[MuriChat]],
** [[CHOCOA]],
** Cotton,
** [[Miranda IM]]
* [[Mac OS X]] -
** [[IRCStep]],
** [[Colloquy]],
** [[LimeChat|LimeChat for OSX]]
* [[Linux]] -
** [[Kopete]],
** [[Konversation]],
** [[Empathy]],
** [[KSirc]],
** [[Loqui]]
* [[iPhone]] -
** [[LimeChat|LimeChat for iPhone]]
* クロスプラットフォーム -
** [[ChatZilla]],
** [[Opera]],
** [[Pidgin]] (旧名 :Gaim), Gaim)
** [[Instant Bird]],
** [[xChat]],
** たけとんぼ,
** [[Trillian]],
** [[Irssi]]
 
[[Opera]]はWebブラウザ中心の[[インターネットスイート]]の機能のひとつとして、IRCクライアントの機能を備える。[[ChatZilla]]はWebブラウザ向けアドオンも用意されており、[[Firefox]]などの[[Mozilla]]アプリケーションを拡張するかたちで利用することもできる。
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== 主なネットワーク ==
 
IRCには主だったサーバ・ネットワーク群として、
* [[EFnet]]
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* trpg.net
などがある。
 
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== 問題点 ==
 
* サーバ同士が絶えず情報を共有するのはネットワーク帯域を大量に利用することを意味する。負荷が大きく、効率が良いとはいえなかった。
* 情報の共有がすぐには出来ないので、遅延が発生する。
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== 構造 ==
 
IRCにおけるサーバ群は[[ツリー構造]]のネットワークを形成している。そしてクライアントはネットワークを構成するサーバのどれかと接続することで、他のサーバと接続しているクライアントとも通信が可能になる。これがインターネット・リレー・チャットと言う由来である。
 
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コマンドとしては以下がある。
 
*; USER
*: クライアントを特定するコマンド
*; QUIT
*: サーバとの接続を終了するコマンド
*; JOIN
*: チャンネルに参加するコマンド
*; PART
*: チャンネルから外れるコマンド
*; MODE
*: チャンネルに関してクライアントの権限やチャンネルの設定をするコマンド
*; PRIVMSG
*: 特定のクライアントやチャンネルと通信するコマンド
 
サーバはツリー構造を組んで作られているためサーバ同士の接続がなんらかの原因によって切断されることがある。
 
== 仕様 ==
 
RFC 1459がIRCに関する最初の[[Request for Comments|RFC]]でその後2000年にRFC 2810から2813までが出された。現在利用されているIRCのプロトコルはIRC 2が主で、RFC 1459もIRC 2のものである。
 
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== 脚注 ==
{{Reflist}}
<references />
 
== 関連項目 ==