「実況パワフルプロ野球10」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
目次を整理 |
攻略サイトではないのでエンディングの詳細な条件は削りました |
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'''実況パワフルプロ野球10'''は、[[2003年]][[7月17日]]に[[コナミデジタルエンタテインメント|コナミ (現:コナミデジタルエンタテインメント)]]から発売された[[スポーツゲーム|野球ゲーム]]。[[プレイステーション2|PS2]]版はシリーズ初の[[DVD-ROM]]のソフトである。2003年[[12月18日]]には'''実況パワフルプロ野球10超決定版2003メモリアル'''が発売されている。
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: [[実況パワフルプロ野球2001|パワプロ2001]]で搭載された一軍・二軍入れ替え機能がナンバリング作品で始めて搭載され、アレンジモードを使わずに二軍登録されている選手を対戦モードで使うことができるようになった。
;データあれこれ
: データの消去や移動ができる。GC版では[[パワプロクンポケット5]](超決定版では[[パワプロクンポケット6]])の選手パスワードも使用可能。今作より、「サクセス選手を見る、消す(登録選手データの消去)、パスワード表示」選択後、LボタンまたはRボタン切り替えで選手の誕生日、プロ入りして何年目なのかをその他の特殊能力で見る事が出来る。『10』のみ、インターネットへの接続環境があれば、オンラインサービスを利用してオリジナル選手の獲得が可能であった(現在は配信予定は無し)。『10超決定版』からはサクセスモード作成選手の選手成績を自由に設定可能になった。
: クリアをするとその球団の隠し選手が使用可能になり、全球団クリアすると球場が追加される。全球団完全クリアでホームラン競争で手に入る選手が使用可能になる。
: 過去のシリーズと同じ。
: プロ野球のOB選手たちと対決するモード。プレイヤーは任意の選手(12球団の現役選手、サクセスモードで作成したオリジナル選手、ホームラン競争やシナリオで入手した選手が使用可能。OB選手はすでに使用可能な選手でも使用不可)。
: 「投手に挑戦」の場合(プレイヤーは野手)は3打席、「野手に挑戦」(プレイヤーは投手)の場合は1打席勝負を行い、その選手に勝利するとアレンジモードで使えるようになる。今作ではホームラン競争・シナリオの完全クリアでOB選手を獲得できないので、このモードでOB選手を獲得する必要がある。
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: 対戦相手は活躍した時代ごとに投手・野手それぞれ4つに分けられている。
: 数人ごとにセーブポイントが設けられ、対戦に敗北したとしてもセーブポイントから続行できる。
: サクセスモードで育成したキャラクターや、実在選手・OB選手などを加えてチームを作る。今作からはオリジナルチームを作ることも可能になり、ユニフォームやチーム名、本拠地球場などを選ぶことができるが、ホームとビジターの設定が分かれていない、ペナントモードに参加できないなどの制約がある。
: また、実在球団をベースにしたまま前述の外国人枠を超える人数を1軍に登録してセーブしようとすると、超過したためにペナントに登録した場合に外国人枠が設定できないという趣旨の警告メッセージがでる。
: 10球のうちどれだけホームランを打てるか競う。10球パーフェクトだった場合は連続記録が途切れるまで打つことができる。今作でも結果表示画面にパスワードが出力され、それをコナミ公式サイトに送信することで試合を模したリーグ戦に参加することができた(参加できる選手は初期状態で登場しているNPB12球団の選手のみ)。このモードで一定のホームラン数を打つと、歴代パワプロ・[[パワプロクンポケットシリーズ|パワポケシリーズ]]に登場した選手が登場しアレンジでその選手を登録できるようになる。
: 内容は前作の『[[実況パワフルプロ野球9|パワプロ9]]』と同様。
; 主題歌
: 『Catch Up Dream!』
: 歌・作詞:[[ASACO]] 作曲:[[広野智章]]、[[佐藤直之]]
: アニメーション製作:[[京都アニメーション]]
:通常のロード画面はパワプロ君(球団はランダム)が光ディスクを叩いて回す(縦に回す場合と横に回す場合がある)が、まれに玉乗り風にパワプロ君がCDに乗って追いかける(高速と低速の2種類)ことがある。
== ペナント&マイライフ ==
* マイライフモードは今作から登場。
* マイライフモードでは2004年に[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]]が本拠地を[[札幌ドーム]]<ref>札幌ドームはシリーズ初登場でコピーライトも「フランチャイズ11球場+札幌ドーム公認」となっている。</ref>に移転するイベントが発生し、ペナントモードでも[[札幌ドーム]]を中心とした日程が組まれるが球団名・球団旗・ユニフォームなどは2003年度のままである。
=== ペナント ===
パワプロ9からの変更点を中心に記述する。
* [[フリーエージェント (日本プロ野球)|FA]]の選手移籍の交渉の際に起用法や複数年契約、コーチ転身保障などの契約条件をつけることで、交渉を有利に進めることができる。また宣言人数が6人、交渉人数が2人までに拡張され、残留交渉もできるようになった。
* 自由契約選手のテスト入団ができなくなった。
* 選手の怪我に欠場を伴わないものが追加された。この状態になると選手パラメータに×が付き、本来の能力を発揮できなくなる。放置していると大怪我につながる可能性もある。通常の故障同様2軍に落とすことでリハビリを行うことができる。
* [[外国人枠 (日本プロ野球)|外国人枠]]が初めて導入された(1軍登録は最大4人まで。ただし野手4人・投手4人の組み合わせは不可)。これは新外国人選手発掘にも適用される。外国人枠・新外国人選手発掘はオプションで変更できる。
* 新外国人発掘で獲得した選手の能力の一部が白文字で表示され、本来の能力値と異なる表示になっている場合がある。この能力は該当選手を試合に出場させることで判明する(判明した能力が白文字の能力よりも高いか低いかでイラストが変化する)。
* 新人選手の発掘方法は各年度ごとにリストアップされた40人程度の選手を調査する方式。チェックが付いた選手はその球団に入団しやすくなる。また、新人選手の能力がイベントにより変動する場合がある。
* コーチの指導力がアルファベットから星の数(5段階)の表示に変更された。投手コーチには伝授できる変化球が設定され、春季キャンプで伝授できるようになった。また、選手に成長タイプが設定され、同じ練習でも効果に差が出るようになった。
* ドラフト会議でサクセスモードで作成した選手が登場することがなくなった代わりに、サクセス選手を好きな時期に選手を入れ替えて入団させることが可能になった。このとき、入れ替える前の選手の成績を継承させることも可能。
=== マイライフ ===
一人の新人野球選手としてペナントレースを消化し、入団から引退までの選手生活をプレイできる。
* 選手はマイライフ用選手かサクセスで作成したオリジナル選手を選択できる。今作では実在選手でのプレイはできない。
** マイライフ用選手の場合、ドラフト指名順位やポジション、長所などを設定して選手を作成する。
* 試合でホームランを打つ、猛打賞を記録する、勝利投手になるなどの条件を達成すると賞品が獲得できるが、使い道などは特になく、コレクションとして集められるだけである。
* システムとしては練習を指示して試合を消化する簡素なものである。後のシリーズに登場する趣味レベルやチームメイトなどとの連絡コマンドなどはない。
* 超決定版ではファンの人数など追加要素が加わった。
== サクセス ==
3年以内に活躍できなかったらクビと宣告された主人公を活躍させるストーリー。サクセスの原点たる[[プロ野球]]編だが、実在する12チームにオリジナルの4チームを加え、16チームとなった日本プロ野球が舞台。主人公はオリジナル4チームのうち1チームの2軍選手からスタートし、1軍で活躍するのが目標。
世界観は『7』『9』に大きく影響されている。時間軸としては猪狩・早川の高卒4年目から6年目まで。
システム・主要キャラクターの概要については[[実況パワフルプロ野球 サクセスモード]]を参照。
* なお本作は複数のエンディングが用意されている。
:グッド:1軍レギュラーに定着・「ミスター○○(球団名)」と呼ばれる大スター
:バッド:戦力外でクビ・コーチ就任・球団消滅・故障による再起不能
=== 主なシステム ===
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;頑張パワフルズ
:本拠地球場 1軍:頑張市民球場、2軍:パワ川球場
:[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]](二軍は[[イースタン・リーグ|イ・リーグ]])所属。アルファベット表記は「PAWAFURUS」。最初に選べるチーム。昔は強豪だったが、ここ数年は低迷。1年目は8位、2年目は5位に終わり(
:継承選手が他チームで育成した選手も含めて最大4人まで登場する(他チームでは同じチームの1人)ことが特徴。 ;キャットハンズ
:本拠地球場 1軍:またたびスタジアム(オーナー企業によってはジャラシックドーム)、2軍:にくきゅう場
:[[パシフィック・リーグ|パ・リーグ]](二軍は[[ウエスタン・リーグ|ウ・リーグ]])所属。2番目に選べるチーム。女子プロ選手がいる唯一のチーム。プレイ開始時のオーナー企業はまったりタクシー。シーズン中に何度も身売りされるため、新しいオーナーを求めて主人公が交渉しなければなら
:身売り先となる企業はそれぞれに特徴があり、練習レベルが大きく変動したり、特殊なアイテムが手に入ることがあるが、オーナーが変更した場合、それらのアイテムは無くなる。
;猪狩カイザース
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;サクセスオールスターズ
:10超決定版で追加されたチーム。
:親の後を継ぎある会社の社長になった主人公だったが、プロ野球への情熱を捨てきれない。その愚痴をこぼしているところを社員の矢部に聞かれ、彼の
:本拠地球場名はサクセスドリーム球場。[[実況パワフルプロ野球'99開幕版|'99開幕版・決定版]]の冥球島編に近い。[[パワプロクンポケットシリーズ]]を含めた歴代作品に登場する選手の中からチームを組み、実在のプロ野球チームと9イニング(コールドなし)の対戦をする
:リーグ優勝または日本一でゲームクリアすると、1ゲーム中に一度でも契約したサクセス選手は次回以降、アレンジなどで登録可能となる。
:なお、パワプロシリーズのサクセスでパワポケシリーズの選手が登場するのはこの作品までで、以降はパワポケシリーズの選手は登場しない(逆にパワプロの選手がパワポケに登場する場合がある)。
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=== 登場人物 ===
登場人物の生年月日はホームラン競争のごほうび選手(ペナントで確認可能)のもの。橋森監督が2003年4月1日現在で28歳になっているように、物語開始時に既に引退している選手の生年は作中の設定年齢とは全くの別物である。また、猪狩・早川ら現役選手に関しても、他の作品ではその発売年と舞台設定によって毎回誕生年は変化する為、あくまで『10』限定の設定であることに注意されたい。
==== 共通の登場人物 ====
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: レッドエンジェルスの主砲。アメリカのホームランキング。スター選手ながら、偉そうな素振りを見せない人間的にも好人物。彼もマイルマンと同様に日本にいたため、日本語が堪能。誕生日は1970年5月21日。
*なお、サクセス中に実在球団と対戦する場合は、『7』に登場した鳴尾たけし、矢沢和美、日下部卓也、伊達団吉、アレックス・ボンバー、一文字大悟、チェリー藤田、内野五郎、及び『9』の一ノ瀬塔哉・二宮瑞穂がそれぞれのチームに加わっている。彼らにはセリフやグラフィックは用意されていないが、超決定版「オールスターズ」では自チームの選手として登録できる。
== 参考文献 ==
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