削除された内容 追加された内容
F-BASICの要項に記述されていたOh!FM関連の要項を転載。
「概要」の項目に詰め込んで記述されていたため、Oh!PC、Oh!Xの型式に合わせ「歴史」「記事」「付録」の項目を追加して該当の記述をそちらへ転記した。
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'''Oh!FM'''(えふえむ!エフエム)は、[[ソフトバンククリエイティブ|日本ソフトバンク]]より[[1982年]]12月に創刊発行された、[[富士通]]のパソコン・[[富士通#パーソナルコンピュータ|FMシリーズ]]向け[[パソコン雑誌]]。本項では、後身の『'''Oh!FM TOWNS'''』(オー!エフエムタウンズ)についても解説する
 
== 概要 ==
創刊当時は季刊だったがソフト&ハードの解析記事や[[1983年]]10月より隔月刊とゲーム、音楽、グラフィック、各種ユーティリティ、改造、新製品や周辺機器の紹介[[1984年]]4月号より月刊化数多くのFMシリーズ関連の記事が掲載された専門誌である。月刊化後のロゴは「O」の文字が二重丸であったため、「'''◎h!FM'''」と表記されることもある。
 
ソフト&ハードの解析記事や、ゲーム、音楽、グラフィック、各種ユーティリティ、改造、新製品や周辺機器の紹介など数多くのFMパソコン関連の記事が掲載されたFM User向け専門誌である。
 
[[1989年]]8月には日本の雑誌として初めて[[CD-ROM]]『太っ腹No.1』を付録にすることを試みた。しかし当時はCDを定期刊行誌の付録として添付することは許可されておらず、そのため通常の音楽CDと同様のCDケースに入った形で付録として添付する予定だったものの、取次業者に取り扱いを拒否される事態となった。結局本誌には付録CD-ROMの引換券を封入し、購入者は大手書店や一部のパソコンショップで引き換えてもらう形態を取らざるを得なかった(定期購読者には直接送付された)。なお、一部のパソコンショップでは引換券の代わりに既にCD-ROMが付属していたケースもある。
 
[[1991年]]10月号からは、当時富士通の主力パソコンだった[[FM TOWNS]]にちなみ、誌名を「'''Oh!FM TOWNS'''」(おーえふえむたうんず)と変更するが、富士通が自社のパソコンの主力を[[DOS/V]]機の[[FMV]]シリーズに移行したことなどから、先に休刊した[[Oh!X]](最終号は[[1995年]]12月号)の後を追うように[[1996年]]2月号を最後に休刊となった。なお編集部のスタッフの大半は、その後に創刊されたFMVシリーズ専門誌『FMVファミリー』に移行したが、同誌も[[2000年]]に休刊となっている。
 
当時の名物連載としては『[[谷山浩子]]の気絶すんぜん☆なのら~』(連載エッセイ。谷山はもともと同誌の読者で、一読者として読者投稿コーナーにハガキを出したことがきっかけでスタートした)や『きょうふの水曜日』([[ジョークソフト]]コーナー)などがあった。また連載ではないが、1985年9月号/1986年8月号のみ「夏休み特集」として、特集記事がジョーク記事・ジョークプログラムで埋められるという遊び心に満ちた雑誌でもあった。
この「夏休み特集」は後に『きょうふの水曜日』に引き継がれることになる。
 
また、漢字ROMカードを搭載したFM-7等の200ライン機で日本語文字列処理機能を実現する「F-BASIC V3.0 Levelε」、本来内蔵[[Programmable Sound Generator|PSG]]音源にしか対応しないF-BASIC V3.0のPLAY文を[[FM音源]]カードなどの拡張カードに対応させる「PLAY@/HGPLAY/WHGPLAY/EDPLAY」など、最終的に多くの独自拡張BASICも多数掲載され、それら独自拡張BASIC上でないと動作しない投稿プログラム(主に音楽系)も多数掲載された。
 
[[1991年]]10月号からは、当時富士通の主力パソコンだった[[FM TOWNS]]にちなみ、誌名を「'''Oh!FM TOWNS'''」(おーえふえむたうんず)と変更するが、その後富士通が自社のパソコンの主力を[[DOS/V]]機の[[FMV]]シリーズに移行したことなどから、先に休刊した[[Oh!X]](最終号は[[1995年]]12月号)の後を追うように[[1996年]]2月号を最後に休刊となった。なお編集部のスタッフの大半は、その後に創刊されたFMVシリーズ専門誌『FMVファミリー』に移行したが、同誌も[[2000年]]に休刊となっている。
== 同誌から生まれたゲームソフト ==
== 歴史 ==
*寿司麻雀 - [[麻雀]]漫画『[[ぎゅわんぶらあ自己中心派]]』([[片山まさゆき]])に登場する創作麻雀をゲーム化したもの。
*1982年12月 冬号より季刊誌として創刊。
*リングの上は大さわぎ - [[プロレス]]ゲーム。
*1983年10月 第3号より隔月刊化。
*GUTCHANBANK(ぐっちゃんばんく) - アクションゲーム。
*1984年 3月 4月号より月刊化。
*少年マイクのひとり旅 - FM77AV専用のアクションゲーム。
*1991年 9月 10月号より'''Oh!FM TOWNS'''(オー!エフエムタウンズ)に改題。
*1996年 1月 2月号を最後に休刊。
== 記事 ==
=== 連載記事 ===
*[[谷山浩子]]の気絶すんぜん☆なのら~
:連載エッセイ。谷山はもともと同誌の読者で、一読者として読者投稿コーナーにハガキを出したことがきっかけでスタートした。
*きょうふの水曜日
:[[ジョークソフト]]コーナー。1985年9月号/1986年8月号の「夏休み特集」で掲載された、ジョーク記事・ジョークプログラムの流れを引き継いだ連載記事。
=== 拡張BASIC ===
:数多くの独自拡張BASICの記事が掲載され、これら拡張BASIC上でないと動作しない投稿プログラム(主に音楽系)も多数掲載された。
*F-BASIC V3.0 Levelγ/ε/χ
:漢字ROMカードを搭載したFM-7等の200ライン機で日本語文字列処理機能を実現させた。
*PLAY@/HGPLAY/WHGPLAY/EDPLAY
:本来内蔵[[Programmable Sound Generator|PSG]]音源にしか対応しないF-BASIC V3.0のPLAY文を[[FM音源]]カードなどの拡張カードに対応させた。F-BASIC V3.3のPLAYに近い機能を実装したPLAY@、ディチューン機能などの細かい表現やSSGによるPCM機能などを追加したHGPLAY、FM音源カードを更に追加してFM音源6音SSG6音の演奏を可能にしたWHGPLAY、これらに加えMIDIにも対応した(ただしSSGによるPCM機能は外された)EDPLAYが存在した。
=== ゲーム ===
:以下のゲームソフトが誕生した。
*寿司麻雀
*寿司麻雀 - :[[麻雀]]漫画『[[ぎゅわんぶらあ自己中心派]]』([[片山まさゆき]])に登場する創作麻雀をゲーム化したもの。
*リングの上は大さわぎ - [[プロレス]]ゲーム。
:[[プロレス]]ゲーム。
*GUTCHANBANK(ぐっちゃんばんく) - アクションゲーム。
:アクションゲーム。
*少年マイクのひとり旅
*少年マイクのひとり旅 - :FM77AV専用のアクションゲーム。
== 付録 ==
*[[CD-ROM]]『太っ腹No.1』
:[[1989年]]8月に日本の雑誌として初めて[[CD-ROM]]『太っ腹No.1』を付録にすることを試みた。しかしが、当時はCDを定期刊行誌の付録として添付することは許可されておらず、そのため通常の音楽CDと同様のCDケースに入った形で付録として添付する予定だったものの、取次業者に取り扱いを拒否される事態となった。結局本誌には付録CD-ROMの引換券を封入し、購入者は大手書店や一部のパソコンショップで引き換えてもらう形態を取らざるを得なかった(定期購読者には直接送付された)。なお、一部のパソコンショップでは引換券の代わりに既にCD-ROMが付属していたケースもある。
 
== 関連項目 ==