「組み込みオペレーティングシステム」の版間の差分
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'''組み込みオペレーティングシステム'''('''くみこみオペレーティングシステム''')は、一般の[[オペレーティングシステム]] (OS) のなかで、特に[[組み込みシステム]]向けに作られたものの呼称である。
組み込み機器の機能の一部として扱われる関係上、直接ユーザに意識されることは少ない。
代表的なものに
== 特徴 ==
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*[[デバイスドライバ]]、[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]などによる、デバイス制御や処理の抽象化。
*複数の製品ラインナップ間での、統一的な開発基盤
*[[スケジューリング|スケジューラ]]による、複雑な制御の実現
*[[オープンソース]]など、既存の開発リソースの活用
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*コストを抑えるため、本体およびワークメモリの小さいものが必要。
*利用者は組み込みシステムの開発者なのでほとんどの場合[[ソースコード]]を含めた[[ライセンス]]が行われる。
*アプリケーションに特化した[[カスタム|カスタマイズ]]を考慮している。
*[[リアルタイム
*[[モジュール]]化が大変発達している。モジュール単位のロード・アンロードが行える。
== 近年の傾向 ==
近年、[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]機能や[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]等の複雑な処理が必要とされるものにおいては[[Linux]]、[[NetBSD]]、[[OpenBSD]]、[[FreeBSD]]、[[Microsoft Windows XP|Windows XP]]といった汎用オペレーティングシステムをベースにしたものが盛んに使われ始めている。そのため、これらの境界はあいまいなものになりつつある。<!--言い過ぎ?-->
例として、市販されているブロードバンド[[ルーター]]は[[OpenBSD]]を採用する機種が多い。KIOSK端末には[[NetBSD]]と[[Microsoft Windows|Windows]]が多く使われている。[[NetBSD]]はOS全部をあわせても120MBと小さく、また読み込み専用メディアにインストールして使えること、多種多様な[[アーキテクチャ]]に対応していることから、シェアを広げている。[[Linux]]は組み込み向けにカスタマイズされたディストリビューションが多数あり、またリアルタイム機能を付加したカーネルがある。Windowsはカスタマイズ性ではオープンソースのOSに劣るが、豊富なソフトウェア資産を持ち、高機能端末に多用される。他のOSと比べてマルチメディア機能が充実しており、マルチメディア機能付きコンビニエンスストアPOS端末のほとんどがWindowsである。
これらのシステムを高性能端末として利用する場合、ハードウェアも一般的な[[
また、逆にパーソナルコンピュータに、電源オフから即時起動可能の[[インスタント機能]]を実現するために組み込みシステムを組み合わせることも増えてきた。
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