「コンプトン波長」の版間の差分

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{{物理定数}}
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{{物理定数
| 名称 =
| 英語 = Compton wavelength
| 画像 =
| 記号 =
| 値 = 2.426 310 2389(16){{e-|12}} m
| 不確かさ = 6.5{{e-|10}}
| 語源 = [[アーサー・コンプトン]]
}}
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'''コンプトン波長'''とは粒子の存在範囲を表す。[[量子力学]]的なゆらぎともいうことができる。
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コンプトン波長は粒子の質量に反比例する。例えば、質量ゼロの光子のコンプトン波長は無限大であり、光子が媒介する電磁気力は無限大の距離に相互作用を及ぼすということになる。また、重力を媒介するとされる現在未発見の[[重力子]]も質量ゼロ、コンプトン波長無限大の粒子であると考えられている。
-->
'''コンプトン波長'''(コンプトンはちょう、{{lang-en-short|Compton wavelength}})とは、質量 ''m'' の静止した粒子と光が相互作用した結果生じる光の波長の変化を表す。光の散乱角が 90度の場合に定義された量である。コンプトン波長 &lambda; は、[[プランク定数]] ''h''、粒子の[[静止質量]] ''m''、[[光速度]] ''c'' を用いて以下のように表される。
 
: <math> \lambda = \frac{h}{mc}</math>
コンプトン波長は、アメリカ合衆国の実験物理学者[[アーサー・コンプトン]]が 1922 年に発見した[[コンプトン効果]]に登場する概念である。コンプトンは、物質に X 線を入射すると X 線の波長が長くなることを発見した。X 線の波長の変化は X 線の波長や物質の種類には依存せず、X 線の散乱角にのみ依存していた。
 
[[電子]]のコンプトン波長の2010[[CODATA]]推奨値<ref>[http://physics.nist.gov/cgi-bin/cuu/Value?ecomwl Compton wavelength]</ref>は、2.426 310 2389(16) x 10<sup>-12</sup> mである[http://physics.nist.gov/cgi-bin/cuu/Value?ecomwl|search_for=compton]。括弧内に書かれた数字は、最後の2桁についての標準不確かさを示す
コンプトン波長 ''λ'' は、[[プランク定数]] ''h''、粒子の[[静止質量]] ''m''、[[光速度]] ''c'' を用いて以下のように表される。
 
コンプトン波長は、アメリカ合衆国の実験物理学者[[アーサー・コンプトン]]が 1922 年に発見した[[コンプトン効果]]に登場する概念である。コンプトンは、物質に X 線を入射すると X 線の波長が長くなることを発見した。X 線の波長の変化は X 線の波長や物質の種類には依存せず、X 線の散乱角にのみ依存していた。
: <math> \lambda = \frac{h}{mc}</math>
 
== 外部リンク ==
[[電子]]のコンプトン波長の2010[[CODATA]]推奨値は、2.426 310 2389(16) x 10<sup>-12</sup> mである[http://physics.nist.gov/cgi-bin/cuu/Value?ecomwl|search_for=compton]。
{{reflist}}
括弧内に書かれた数字は、最後の2桁についての標準不確かさを示す。
 
[[category{{デフォルトソート:量子力学|こんふとんはちよう]]}}
[[category:物理化量子力の現象|こんふとんはちよう]]
[[category:物理化学の現象]]
[[Category:物理定数]]
 
[[ar:طول موجة كومبتون]]