「オートクラブ・スピードウェイ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
69行目:
オーバルトラックとしては一般的なDシェイプオーバルだが、フロントストレッチでもインラインよりアウトラインの方が走りやすく、Dシェイプである意味を成していないトラックの一つである。バンク角はターンで14度、フロントストレッチで11度とさほど角度は付いていない。コース幅は広く、3台どころか4台併走でもターンに進入出来、さらに車間を30cm以上開けられるほどである。しかしターン進入では軽いブレーキングが必要なので、デイトナほど度胸が必要というトラックではない。また、ターン出口ではバンク角が浅くなりマシンが不安定になるところでアクセルを開けていくため、リアがルーズになりやすい。
 
そのバンク角の浅さから低速のトラックだと思われがちであるが、[[デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ|デイトナ]]や[[タラデガ・スーパースピードウェイ|タラデガ]]と違い[[リストリクター]]プレートが装着されない事から、コーナー最低速度は160マイル(250km/h)ほどになってしまうが最高速度は200マイル(320km/h)を越えるハイスピードなトラックである。実際[[チャンプカー・ワールド・シリーズ|CART]]で使われていた際には、クローズドサーキットでの世界記録となる周回平均241.428mph(388.541km/h)を記録している。
 
展開的にはブレーキングの上手い下手が走行に影響しやすいこと、ラインの読みの選択肢の広さなどから、得意なドライバーが抜け出る事が多い。そのため縦に長い展開となりクラッシュが起こりにくいトラックであり、250周500マイルという長丁場(NASCAR)ながらコーション数の最低記録が4回を記録している。2009年2月のオートクラブ500では5回のコーション中雨によるコーションが4回で、クラッシュによるコーションは1度しか起こらなかった。