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[[ファイル:Yusuf al-Qaradawi.jpg|thumb|right|アル・カラダウィ]]
'''ユースフ・アル・カラダーウィー'''([[アラビア語]]:يوسف القرضاوي; Yousef Al-Qaradawi, [[1926年]][[9月9日]] -)は[[エジプト]]出身の[[イスム法学者マー]]。{{仮リンク|国際ムスリムウラマー連盟|en|International Union of Muslim Scholars}}会長
 
== プロフィール ==
エジプトに生まれ、2歳で父を亡くし叔父に育てられる。[[1953年]]に[[カイロ (エジプト)|カイロ]]の[[アル=アズハル大学]]を卒業、[[ムスリム同胞団]]に参加したためエジプト政府により何度も投獄され、[[1963年]]ついに追放されて[[カタール]]へ渡る。
 
カタールでは衛星放送局[[アルジャジーラ]]の看板番組のひとつである「[[宗教と生活]]」のメインゲストを務め、毎回視聴者などから寄せられる社会生活上における問題についての質問に対し豊富な[[クルアーン]]の知識を活かして回答する。
 
イスラム界では最も著名な法学者の一人であり、彼の出す[[ファトワー]]は[[アラブ]]社会のみならず全世界の[[イスラム教徒]]に対して絶大な影響力をもつ。非常に柔軟なクルアーンの解釈で知られ、女性の社会参加に寛容であったり、性生活に関して夫婦の自由意思を尊重するなど、イスラームと西欧的[[民主主義]]の両立は可能であるとの立場をとっている。これが保守的なイスラム教徒からは欧米に迎合しているなどと批判されることもあるが、一方では[[イスラエル]]に対する[[パレスチナ]]・[[ゲリラ]]武装組織による[[自爆]]攻撃を支持したり、[[アメリカ同時多発テロ事件|9・11同時多発テロ]]に対する[[アフガニスタン]]への報復攻撃に際してアフガニスタンを支持するなどの見解を出したことから[[テロリスト]]支援者と目されることもある。
 
また国家を超えたイスラーム社会の団結のために[[マスメディア]]や[[インターネット]]を有効に活用すべきであるという考え方の持ち主であり、自ら監修した[[ウェブサイト]]「イスラーム・オンライン」を立ち上げるなど、積極的に新しいメディアを利用する姿勢でも知られる。
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== 主な見解 ==
* パレスチナ・ゲリラ武装組織によるイスラエルへの自爆攻撃に関して、「[[航空機]]や[[戦車]]を持たない者の自衛手段として正当である」とこれを擁護している。また民間人に対する攻撃に関しても「イスラエルの女性は我々の社会における女性とは違う。彼女らは兵士だからだ」と容認している。
* イスラエルおよび[[アメリカ合衆国|アメリカ]]製品の[[不買運動]]に関して、敵を弱める有効な手段としてこれを推奨した。
* [[2001年]]に[[サウジアラビア]]で[[ポケットモンスター|ポケモン]]が禁止されたことについて、これを支持した。([[ポケットモンスター#イスラム諸国]]を参照)