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== 著作 ==
現代に伝わる著作は以下の5作のみであるが、主著の『同時代史』と『年代記』は、いずれも部分的にしか現存していない。
*『{{仮リンク|アグリコラ (本)|en|Agricola (book)|label=アグリコラ}}』''Agricola''(98年)
*『[[ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』''Germania''
** ゲルマンニ諸部族とゲルマニアの地誌・民族誌。
*『アグリコラ』''Agricola''
** タキトゥスの岳父アグリコラの伝記。属州ブリタンニア総督(任期77年-84年(78年-85年の説もある))。
*『[[ゲルマニア (書物)|ゲルマーニア]]』''Germania''(98年)
*『雄弁家についての対話』''Dialogus de Oratoribus''
** ゲルマンニ諸部族とゲルマニアの地誌・民族誌。
*『{{仮リンク|雄弁家についての対話|en|Dialogus de oratoribus}}』''Dialogus de Oratoribus''(102年)
** 対話形式の雄弁論。3人の論者が登場し、共和制期と帝政期の弁論の文体の違い、雄弁の価値などについて語る。現存するタキトゥスの著作で唯一、日本語訳されていない。
*『{{仮リンク|同時代史 (タキトゥス)|en|Histories (Tacitus)|label=同時代史}}』''Historiae''(105年)
** 全12巻。「[[四皇帝の年]]」からドミティアヌス帝暗殺までを扱った歴史書(69年-96年)といわれるが、完全に現存するのは最初の4巻まで(69年-70年分)で、第5巻は断片のみ、第6巻以降は完全に欠落している。そのため現存するのは四皇帝の内乱とユダヤ戦争の部分のみである。
*『{{仮リンク|年代記 (タキトゥス)|en|Annals (Tacitus)|label=年代記}}』''Annales''(117年)
** 全18巻。ティベリウス帝即位からネロ帝の自殺までを扱った歴史書(14年-68年)。ただし、全体の約三分の一(第5巻の大部分と第6巻の最初の数節、第7巻から第10巻、第16巻途中から最終第18巻まで)が欠落している。このため、親衛隊長セイヤヌスの失脚、クラウディウス帝の即位とブリテン島侵攻、ネロ帝の自殺などの部分は現存していない。