「ニッケル・カドミウム蓄電池」の版間の差分

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[[Image:NiCd various.jpg|thumb|250px|ニッケル・カドミウム蓄電池]]
[[File:ニッカド電池.JPG|thumb|right|各種ニカド電池。乾電池互換形状やカセットプレーヤー用、電池パック、機器組み込み用など]]
[[Image:Nickel-Cadmium-Batterie.JPG|thumb|250px|Nickel-Cadmium rechargeable battery of PSA, [[Museum Autovision]], [[Altlußheim]], [[Germany]]]]
[[ファイル:Recycling Ni-Cd.svg|thumb|100px|リサイクルマーク([[資源の有効な利用の促進に関する法律|リサイクル法]]による)]]
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== 概要 ==
ニッケル・カドミウム蓄電池の出力特性は、[[電動機|モーター]]などの大出力用途に適している。反面、[[自然放電]](使用しなくても蓄えていた電気の量が減少すること)が大きいため、時計など消費電力が小さく、また長期間稼働させ続ける機器には不向きである。また、一般に広く流通している円筒型ニッケル・カドミウム蓄電池の[[電圧]]は1.2V2V~1.3Vとなっており、同形状の[[一次電池]]([[マンガン乾電池]]、[[アルカリマンガン乾電池|アルカリ乾電池]])の定格である1.5Vよりも低いので、それらと単純に入れ替えるとの供給電圧が低くて動作不良や全く動作しないことがある。
 
含有する[[カドミウム]]が有害で廃棄時に環境へ悪影響を与える問題があること、容量が少ないこと、メモリー効果が顕著で管理が面倒なことなどから、[[ニッケル・水素充電池]]が広く使用されるようになってきたが、歴史が長く取り扱いのノウハウが豊富であることや、瞬発力の高さや生産コストの面から、[[ラジコン]]などホビーの分野、電動工具用の蓄電池としては現役で広く使われ続けてきた。近年、需要や製造メーカーの減少により、ニッケル・水素充電池よりも価格が高くなる逆転現象が続いていたが、ガーデニング用ソーラーライトの普及により需要の減少に歯止めがかかったため沈静化した。