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m →‎伐採作業: 「つる」の表記をひらがなに統一
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次に、つるの部分に反対方向から追い口を入れる。追い口は、受け口の高さの2/3程度の高さを目安に水平方向に切れ込みを入れる。追い口を入れることで、つるは立木の自重で挫屈し、受け口方向へ倒れるため加減を入れながら行うことが基本である。切れ込みを一気に受け口まで入れることは、立木の倒れる方向や早さを変化させることから危険である。直径の大きい木は、適宜、切れ目にくさびを入れてハンマーで押し倒したり、ロープとウインチを併用して伐倒方向を制御する。こうした作業を全て高性能林業機械(ハーベスタ)で行うこともある。
 
間伐など立木が密生して行う場所では、伐倒した木が隣の木にかかり完全に倒れない「かかり木」が発生しやすい。かかり木は、放置すると不意に倒れることから危険であり、その場で対処することが必要である。対処方法は、その時々、状況にもよるが、ツルつるの調整によって伐倒木を回転させたり、木回し棒(フェリングレバー)を用いて回して落とす。根本にバールなどを当てて、てこの原理で伐倒した木を安全な方向へ根気よく動かし、立木から離すことが原則である。危険ではあるが、かかり木に向かって新たな木を当てて、その両方を倒す技術もある(あびせ倒し)。
安全に作業するためにワイヤーで引っ張りながら伐木することもある(チルホール伐倒)。
[[Image:Skovarbejder.jpg|250px|thumb|right|玉切りの様子。シイタケのほだ木なら1m前後、角材などは4-5m単位で玉切りをして搬出する。]]