「コリオレイナス」の版間の差分

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『'''コリオレイナス'''』('''''The Tragedy of Coriolanus''''')は[[ウィリアム・シェイクスピア]]の[[悲劇]]。5幕からなる。後期の[[戯曲]]で、シェイクスピア生前の上演記録は残っていない。[[悲劇]]としては最後に書かれたものとされており、[[1608年]]ごろ執筆されたと推定されているが、他の後期作品と同様、その制作年代には諸説がある<ref>第1幕に[[ウィリアム・キャムデン]]([[:en:William Camden|William Camden]])の『ブリテン史拾遺』([[1605年]])に依拠したエピソードがあることと、[[ベン・ジョンソン (詩人)|ベン・ジョンソン]]や[[ロバート・アーミン]]の作品(いずれも[[1609年]])の序文に『コリオレイナス』の影響が見られることから創作年代はこの間と推定され、作中でも描かれている貧民の暴動や貴族と平民議員の対立などが[[1607年]]に起きていることもあり、[[1608年]]ごろの執筆とする説が一般的である。</ref>。テクストの初出は[[1623年]]で、[[ファースト・フォリオ]]の一部として出版された。
 
[[古代ローマ]]の伝説的将軍{{仮リンク|ガイウス・マルキウス・コリオラヌス|en|Gaius Marcius Coriolanus}}(作品中では「ケイアス・マーシアス・コリオレイナス」 Gaius Martius Coriolanus)を主人公とする。典拠として、[[プルタルコス]]『英雄伝 [[対比列伝]]』の「コリオラヌス伝」および[[ティトゥス・リウィウス]]の『[[ローマ年代記建国史]]』が使われている。
 
==主な登場人物==