削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
24行目:
単に四肢のいずれかに機能の不全がある程度の人は、考えたり、覚えたり、またそれを表現する能力に問題がなければ、通常学級に入って、一緒に学んでいるのが通例である。
 
しかし、通常学級のいわゆる「[[健常者]]」と一緒に[[授業]]を受けるのに困難があるほどの肢体不自由者には、特にそうした困難をもつ人のための[[特別支援学校]]が設置されている。肢体不自由者のための特別支援学校に通う人たちは、その多くが重度の肢体不自由者と呼ばれるような人であり、通常学級では本人にとって充分な教育を受けることができないため、このような学校へ入学・転校する。肢体不自由を教育領域とする特別支援学校は、[[児童福祉法]]に基づく医療型・入所型の肢体不自由者療育施設(厳密には、医療型障害児施設のうち入所型のもので、肢体不自由児を対象としたもの<ref>医療型障害児施設には、[[重症心身障害児]]対象のものもある。</ref>)で、[[医療法]]に基づく[[病院]]でもある拠点に併設されているケースが多く、施設へ入院・入所しながら渡り廊下を通して通うというケースが多くみられる(併設施設のない特別支援学校も数は少ないが、[[宮城県立船岡支援学校]]をはじめ、いくつか見られる)。
 
また特別支援学校内でも様々な学級があるところが多く、例えば、身体の機能不全のみで学習内容は該当学年のそれと同じものを受けることができる学級(いわゆる、「準じた指導」)や、身体機能不全は軽度だが学習面ではより基礎的な内容を行う学級などがある。[[知的障害]]との[[重複障害]]を持っている場合などは、軽度であれば[[生活単元学習]]中心の内容、重度(いわゆる、[[重症心身障害]])であれば[[自立活動]]中心の学習内容となることもある。