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'''地球型惑星'''(ちきゅうがたわくせい、別名:岩石惑星、固体惑星、[[英語]]:terrestrial planet、telluric planet、rocky planet)とは、主に[[岩石]]や[[金属]]などの[[難揮発性物質]]から構成される[[惑星]]である。[[太陽系]]では[[水星]]・[[金星]]・[[地球]]・[[火星]]の4惑星がこれにあたる。太陽系のうち、これらの惑星が位置する領域を'''内太陽系'''と呼称する場合がある。[[木星型惑星]]・[[天王星型惑星]]と比べ、[[質量]]が小さく[[密度]]が大きい。
 
== 太陽系での地球型惑星の形成 ==
{{See also|太陽系の形成と進化}}
太陽系の起源は、[[宇宙空間]]に漂う[[星間雲]]にある。星間雲は[[水素]]が主成分で、これに[[ヘリウム]]、微少量の(天文学的にいう)[[重元素]]が混ざっている。星間雲の形成は、[[銀河系]]円盤内の[[密度波]]によるとする説が有力である。近傍で[[超新星]]爆発が起こるなどの何らかのきっかけがあると星間雲の内部でガスが圧縮され、密度むらが生じる。相対的に密度が高い部分は自己重力により収縮し、周囲のガスを付加しながら高密度化する。この高密度化した部分で恒星が誕生する。
 
星間雲はもともとわずかに回転しているため、収縮した部分は、その中心([[原始星]])の周囲を回転しつつ、重力が向心力として働く[[原始惑星系円盤]]を形成する。円盤内では、微少量の重元素のうち固体を形成する成分が赤道面に沈積し、ここで[[微惑星]]が誕生する。この微惑星が衝突合体([[集積]])を繰り返して成長したものが惑星である。
 
岩石質、金属質の微惑星が集積してできた惑星は固体惑星あるいは地球型惑星と呼ばれる。[[水]]や[[メタン]]、[[二酸化炭素]]などの氷が存在できない領域で形成されるので、必然的に恒星に近い場所で誕生する。
 
== 系外地球型惑星 ==