「シール (工学)」の版間の差分

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: 渦巻き形ガスケットはV字型の金属薄板の帯と非金属製のクッション材を交互に重ねて渦巻状に巻いた物。高温高圧用ガスケットとして配管や機器に使われる。締め付け力を厳密に管理する必要がある。耐圧はガスで200気圧、液体で400気圧。温度は膨張黒鉛テープをクッション材としたタイプでは大気中で450°C、酸素の無いところでは800°Cまで使用可能。
; メタルジャケット形ガスケット
: [[セラミックファイバー]]などの耐熱クッション材を金属薄板でくるんだ構造。外板が平面のものと波状のものがある。熱交換器・圧力容器・発電機等に使われる。圧力は液体で400気圧まで。温度は皮膜金属とクッション材によるが、銅を使用した場合600°Cまで、特殊鋼とセラミックファイバーを組み合わせたタイプでは1300°Cまで使用可能。
; メタルガスケット
: 高温・高圧・高シール性を求められる条件に使用される。[[鋼]]・[[ステンレス鋼]]・[[銅]]・[[アルミニウム]]・[[チタン]]・特殊合金などを使用条件に応じて選定する。装着に際し大きな締め付け力が必要。シール断面が板状の''プレーン型''や円形の''丸型''のほかに三角形の''デルタ型''や凸レンズ状の''レンズ型''など多種の形状がある。使用に際して、材質は接触する本体よりやわらかいものを選ぶ必要がある。耐圧は断面形状、温度は使用する金属の種類による。