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'''第4回スーパーボウル'''(だい4かいスーパーボウル、Super Bowl IV)は[[1970年]][[1月11日]]に[[ルイジアナ州]][[ニューオーリンズ]]の[[チューレイン・スタジアム]]で行われた4回目の[[スーパーボウル]]。[[AFL-NFL合併]]前、最後のスーパーボウル。[[ナショナル・フットボール・リーグ|NFL]]チャンピオンである[[ミネソタ・バイキングス]]と[[アメリカン・フットボール・リーグ|AFL]]チャンピオンである[[カンザスシティ・チーフス]]の対戦。チーフスがバイキングスを23-7で破って、初のスーパーボウル制覇を果たした。[[スーパーボウルMVP|MVP]]はチーフスのクォーターバックである[[レン・ドーソン]]が受賞した。
 
前年の[[第3回スーパーボウル]]でAFLの[[ニューヨーク・ジェッツ]]が勝利したものの、多くのスポーツライターやファンは、これをフロックと考えており、NFLチームがAFLチームより優れていると信じており、バイキングスがチーフスを破ることを期待していた。
事前の予想ではバイキングスが有利と見なされていたが、[[ハンク・ストラム]]ヘッドコーチの率いるチーフスは、"moving pocket"と"triple-stack defense"によって攻守で圧倒した。
 
バイキングスは、NFLチャンピオンシップゲームで[[クリーブランド・ブラウンズ]]を27-7で破りスーパーボウル初出場を果たした。
 
この試合では[[NFLフィルムズ]]がチーフスのヘッドコーチ、[[ハンク・ストラム]]に[[マイクロフォン]]をつけていたことでも知られている。
 
== 背景 ==
=== ミネソタ・バイキングス ===
[[バド・グラント]]ヘッドコーチに率いられたバイキングスはNFLトップの12勝2敗でシーズンを終えた。NFL最多得点の379点をあげ、相手にはNFL最少の133点しか許さなかった。このうちの3試合では50得点以上をあげている。シーズン開幕週と最終週の試合に敗れたが間の12試合を連勝した。シーズン12連勝は、過去35年間達成したチームがなかった。ディフェンスは、NFLで最も相手に恐れられており、ディフェンシブラインは、[[パープル・ピープル・イーターズ]]と呼ばれる[[ゲイリー・ラーセン]]、[[アラン・ペイジ]]、[[カール・エラー]]、[[ジム・マーシャル (アメリカンフットボール)|ジム・マーシャル]]の4人で構成された。ディフェンシブバックは、[[ボビー・ブライアント]]が8インターセプト、[[アーセル・マックビー]]が6インターセプト、[[ポール・クラウス]]が5インターセプト、1タッチダウンをあげた。
 
オフェンスでは[[ジョー・カップ]]が優れたリーダーシップを発揮した。スクランブルの際に多くのQBがタックルを受けることを避け、スライディングするのと異なり、彼はタックラーにショルダーチャージした。[[クリーブランド・ブラウンズ]]とのNFLチャンピオンシップゲームで彼は相手ラインバッカーの[[ジム・ヒューストン]]と激しく接触し、ヒューストンは途中退場した。彼はチームのMVPに選ばれたが、自分だけが活躍したのではないとMVPを辞退するような面も持ち合わせていた。ランニングバックの[[デイブ・オズボーン]]がチームトップの643ヤードを走り、7タッチダウン、22回のレシーブで236ヤード、1タッチダウンをあげた。パスオフェンスでは[[プロボウル]]に選ばれたワイドレシーバー・[[ジーン・ワシントン (1944年生のワイドレシーバー)|ジーン・ワシントン]]が39回のレシーブで821ヤード(平均21.1ヤード)、9タッチダウン、[[ジョン・ヘンダーソン (アメリカンフットボール)|ジョン・ヘンダーソン]]が34回のレシーブで553ヤード、5タッチダウンをあげた。オフェンスラインでゃ[[グレイディ・アルダーマン]]、[[ミック・ティンゲルホフ]]がプロボウルに選ばれた。
 
=== カンザスシティ・チーフス ===
チーフスは[[ハンク・ストラム]]ヘッドコーチに率いられ、11勝3敗の[[AFC西地区|AFL西地区]]2位でシーズンを終えた。AFLチャンピオンシップゲームで[[オークランド・レイダーズ]]を17-7で破り3年ぶり2度目のスーパーボウル出場を果たした。
 
レギュラーシーズンの第2週にエースQBの[[レン・ドーソン]]がひざを負傷、[[南メソジスト大学]]から入団した2年目の控えQB[[マイク・リビングストン]]が6試合に先発出場した。
 
== 試合経過 ==
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バイキングスは[[デイブ・オズボーン]]の4ヤードのTDランで16-7としたが、チーフスは[[オーティス・テイラー]]への46ヤードのTDパスで23-7とリードを広げ、そのまま勝利した。
 
チーフスディフェンスはバイキングスのラン攻撃を67ヤードに抑え、3インターセプトを奪取、2ファンブルリカバーをあげた。またチーフスのQB[[レン・ドーソン]]はパス17回中12回成功、142ヤード、1TD、1IINTの成績で[[スーパーボウルMVP|MVP]]に選ばれた。
 
この年のチーフスの勝利でAFLとNFLの統合を前にしてAFLがスーパーボウルで2連勝となった。
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| [[レン・ドーソン]]<br />{{small|[[:en:Len Dawson|Len Dawson]]}}
| align="center"| QB
| [[ジョー・キャップ]]<br />{{small|[[:en:Joe Kapp|Joe Kapp]]}}
|-
| [[マイク・ギャレット]]<br />{{small|[[:en:Mike Garrett|Mike Garrett]]}}