「遺伝学」の版間の差分

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===== 形質発現の過程 =====
[[フェニルケトン尿症]]などの研究から、遺伝子の発現が[[酵素]]の合成に関わるものであるとの予測はあった。[[ジョージ・ウェルズ・ビードル|ビードル]]と[[エドワード・ローリー・タータム|タータム]]は[[アカパンカビ]]を用いて[[栄養要求株]]の研究を行い、遺伝子は特定の酵素の合成に与るもので、形質は酵素の働きの結果であるとする[[一遺伝子一酵素説]]を1941年に発表した。
 
==== 遺伝子発現 〜 ゲノムへ ====
DNAの立体構造決定以後、DNAが細胞にどのように作用するかという点が研究されていった。[[mRNA]]、[[tRNA]]、[[コドン]]の発見、機能解明から[[遺伝子発現]]の基礎的な仕組みが現在では分かっている。
 
技術的な発展としては、1977年に発表された[[サンガー法]]が改良された[[DNAシークエンシング]]や、80年代に発展した[[PCR法]]が標準的な手法となっている。
 
そして、2003年には[[ヒトゲノム]]が解読完了しており、今後はゲノムレベル、細胞レベルでの遺伝子の役割や、多様性が注目されていくだろう。
 
==他分野との関連==