「モデルチェンジ (自動車)」の版間の差分

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通常、フルモデルチェンジの中間期に行われることが多く、しばしばそれ以前を「前期型」、それ以降のものを「後期型」(3段階の場合は中期型、それ以上は「数字+型」)と呼称する。また[[自動車工業|メーカー]]によっては、定期的に小変更を加えていく手法をとっているところもある。「年次改良」と呼んで1年毎に行われることが多く、この手法で変更された同一車種の区別は「イヤーモデル」と称される(例:3代目[[ホンダ・ステップワゴン|ステップワゴン]]など)。これは、ライフサイクルが長い欧米の車種において、従来からよく行われている手法である。日本国内においては、[[富士重工業|スバル]]が[[スバル・レガシィ|レガシィ]]、[[スバル・フォレスター|フォレスター]]、[[スバル・インプレッサ|インプレッサ]]などにおいてこの手法を採っていることで知られる。開発コストの高騰や、[[コンピュータ]]技術の導入に伴う基本設計の精度充実に伴い、日本でも近年はモデルサイクルが伸びる傾向にあり、マイナーチェンジを複数回行なう車種も増加している。ただし、これらの法則に当てはまらない車種も存在する(例:[[三菱・ランサーエボリューション|ランサーエボリューション]])。
 
変更箇所は、外観ではライト類やバンパー、フロントグリルなど樹脂パーツや、[[アルミホイール]]などの意匠変更、内装ではシートの素材、ステアリングホイールやメーターデザインなどの変更、さらに[[カーナビゲーション]]などの機能装備のアップデート、人気オプション装備の標準化、[[サスペンション]]のセッティング変更、静粛性の向上などが行われる。しかしながら、不人気車種であったり新技術の導入が図られたりする場合には、まれにボディパネル、インパネ、駆動系にもおよぶ変更が行なわれることもある([[日産・プレジデント]]の150型から250型、[[日産・レパード]]F31型のマイナーチェンジ、[[ダイハツ・ハイゼット|ダイハツ・ハイゼットトラック]]S200P系のマイナーチェンジ、[[日産・アベニール|日産・アベニール(W10系、アベニール→アベニールサリュー)]]など)。このような場合、一見別車種と思えるほどの変更を受けるため、「ビッグマイナー」という[[矛盾]]した呼称を用いられることがある。カーナビゲーション技術の高機能化や、低価格化に伴う内装の変更など、多くの車種に影響する[[コンポーネント]]や[[生産工程]]の変更の場合、重複を避け全体のコストを低減するため、メーカーは自社の生産する多くの車種に対してマイナーチェンジを一斉に行なうことがある。また、近年は[[エンジン]]や[[トランスミッション]]の制御変更により、[[燃費]]性能を向上させることも多い。
 
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